「コットンクレープ」とは? 夏の綿素材 遠州産地の伝統的織物技術
2021.03.31
「コットンクレープ」とは?
「コットンクレープ」とは、強撚糸で織った生地を、加工で撚り戻した生地のことを言います。
綿織物の表面に凹凸感シボ感を出したもので、産地が違うと、「綿ちぢみ」ともいい、夏差材として、ブラウス、ワンピース
パジャマ、ステテコなどに使われています。
緯糸に強撚糸を使うことによってしぼを出すのが一般的なクレープですが、綿織物でも同じです。
綿縮緬は、左撚り、右撚りの強撚糸を2本交互に打ち込んだものが基本になります。
どちらか一方向のものを打ち込んだものは楊柳クレープとなります。
一般的なクレープ(楊柳クレープ)
ステテコでも使われる素材
福田織物のオリジナルクレープは、タテヨコにSZ「コットンクレープ」とは?
「コットンクレープ「」とは、強撚糸で織った生地を、加工で撚り戻した生地のことを言います。
綿織物の表面に凹凸感シボ感を出したもので、産地が違うと、「綿ちぢみ」ともいい、夏差材として、ブラウス、ワンピース
パジャマ、ステテコなどに使われています。
緯糸に強撚糸を使うことによってしぼを出すのが一般的なクレープですが、綿織物でも同じです。
綿縮緬(ちりめん)は、左撚り、右撚りの強撚糸を2本交互に打ち込んだものが基本になります。
どちらか一方向のものを打ち込んだものは楊柳クレープとなります。
福田織物のオリジナルクレープは、タテヨコにS撚り強撚、Z撚り強撚糸を使用していますので
余り楊柳にはならず、絹の風呂敷でも縮緬(ちりめん)のような風合いを出しています。
綿80/1右撚り強撚糸 + 綿左撚り強撚糸 このような風合いになった福田オリジナルクレープ
風合いづくりは、相当難しいもので、生機を洗ったものが、ナチュラルでとても、膨らみのある風合いになりますが、
糸、織、染色加工の3工程を、しっかりやらないと、テキスタイルデザイナーの理想な風合いができません。
時には、加工風合いを批判する人がいますが、生機を洗ったものも、立派な加工仕上げ方法なんです。
織機での風合いは、なんの織機で織った織物も、洗った風合いは膨らみがでます。
一般的には見分けがでません。
しかし、糸からクレープ用糸、強撚糸を入れることで、生地の膨らみ、硬さ、生地の表面変化凹凸感がでます。
加工もとても難しく、福田織物は、ここにたくさんのチャレンジが行われています。
クレープ機能
①糸は、中番手~細番手綿強撚糸を使用しているため、軽くて、とても速乾性が良いです。
②強撚糸のため、生地が硬く、夏服として肌離れ良い素材
③吸水性が良く、また、速乾性も良い