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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

オーガニックコットン  生地 を解説します。

2021.03.18

オーガニックコットン  生地 を解説します。

オーガニックコットンは、世界的に注目されています。

なぜ、注目されているのでしょうか?

地球の環境、温暖化など、多くの人達が意識始めてからだと思います。

海外のトップメゾンは、本格的にオーガニックコットンを取り入れ始めました。

欧米では、サステナビリティの重要性を感じて、ファッション以外にも、食品などにもオーガニックを使用し始めています。

(写真は、大正紡績から)

 

◇オーガニックコットンとは

①オーガニック農産物の生産方法に従って3年以上の生産実績を経て、第三者認証機関に認められた農地でつくられていることが必要になります。

現在オーガニックコットンは世界の19か国で生産されており、そのうち98%はインド・中国・キルギス・トルコ・タジキスタン・アメリカ・タンザニアの7か国で生産しています。

オーガニックコットンの生産国は、インド(全世界の生産量の51%)、中国(17%)、キルギス(10%)、トルコ(10%)、

タジキスタン(5%)、タンザニア(2%)、米国(2%)の上位7カ国で世界の97%を占める。

 

②栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守られている。

オーガニックコットンは基準に定められた有機肥料で土壌を作ります。

そして農薬を使わず、栽培されたコットンになります。

第三者認証機関の認証を受けて『オーガニックコットン』として、市場に出ていきます。

 

③非遺伝子組み換えの種子を使用している。

綿花業界では、遺伝子組み換え綿を「バイオ綿」を使用していますが、オーガニックコットンの場合は、遺伝子組換えの種子は一切使用を認めていません。

 

トレーサビリティがわかる

トレーサビリティとは、コットンの生産から流通・保管・販売までのルートを記録に残して分かるようにするシステムのことです。

「どこで、誰が生産し、どうやって流通したのか?」といった情報がわかることです。

消費者が安心て、信頼を高めることができます。

 

◇オーガニックコットンの歴史

アメリカで環境保護の目的で綿の無農薬栽培が1980年にスタートされました。

現在オーガニックコットンは世界の19か国で生産されております。

 

◇サリーフォックスさんの茶綿

アメリカのカルフォリニア州郊外にあるサリーフォックスさんが登場してきます。

1985年 茶色い綿花に出会ったことから、サリーさんの、オーガニックカラードコットンの栽培が始まりました。

茶色い綿花は、繊維が太くて短く機械で糸にできない代物だったので、サリーさんは私財を投じ、自分で畑を耕し、

繊維の長い綿花と交配し、茶綿の品種改良したものです。

茶色はタンニンによるもので、虫が付きにくく有機栽培に向いていたそうです。

突然変異でグリーンのコットンボールが2つだけできました。これが緑綿の始まりです。

 

カラードコットングリーン      カラードコットンブラン

(写真は、大正紡績から)

資金が底を尽きそうになりながら苦労を重ねましたが、90年代に入ると品質は向上し、

日本の紡績企業やアメリカの大手デニムブランドに採用されるまでになりました。。

残念ながら、大規模な農場から「白い綿が汚染されると困る。」と圧力がかかり、栽培していたカリフォルニア州の政府から立ち退きを求められ、

現在はアリゾナ州やテキサス州で、オーガニックカラードコットンを栽培されています。

現在は、日本の大正紡績が、茶綿、緑綿の糸を販売しています。

 

茶綿のオーガニックコットン             サリーフォックスさん

(この写真は大正紡績からの協力)

 

◇オーガニックコットン糸の特徴

天然の油分を保ち、繊維の状態が正常なため、洗濯しても繊維に弾力性があります。

オーガニックコツトンは、「肌に優しい「」と言われていますが、コットン製品は、有機栽培でもそうでなくてもお肌にやさしいのです。

 

◇オーガニックコットンは、環境に良い、農業者にも良い。

従来のコットン栽培では、害虫駆除、落葉剤など、人体に有害な農薬が使われています。そしてたくさんの科学肥料も使われております。

つまり、綿花栽培をすると土壌や水質への環境負担がとても大きいのです。

一方、オーガニックコットンは農薬と化学肥料を使わずに栽培するため、土壌や水質汚染が少なくなります。

従来のコットンよりも、オーガニックコットンの方が地球環境に悪影響が少なく、綿農業者にとっても身体にもダメージが少なくなっております。

 

◇オーガニックコットン生地の特徴

・保温性がある

コットンの繊維は中が空洞になっているため、熱伝導率が悪く熱を逃しにくいという特徴があります。

・吸水性がある

綿の最も優れているのが、級数性があることです。

・保湿性に優れている

綿は、水分を吸水があるので、水分を含みたがるのが特徴で、乾燥肌の人にはとても向いている生地になります。

 

◇福田織物のオーガニックコットン生地の紹介

No.66 綿オーガニック二重織り きなり

 

No.58 綿オーガニック 二重織り

 

No.63 綿葛オーガニック

 

◇まとめ

オーガニックコットンは、通常、綿織物とは、大きな差はありません。

しかし、環境や、綿農家の人達の働く環境を良くすることで、サステナビリティとして注目されております。

オーガニックコットンは、通常なコットンより、農薬、枯葉剤、科学肥料を使用してない分、手間と時間がかかり生産性がとても低いです。

オーガニックの認証もとても高い費用が掛かります。

だからこそ、オーガニック生地、製品が高くても理解してほしいのです。

買っていただいたお金は、トレサビリティでわかるように、コットンの生産から流通・保管・販売までのルートの農家、工場に分配されます。

福田織物も、オーガニックコットンを沢山使用して織っています。

オーガニックコットン表示してない生地でも使用して販売しています。

私達は、なるべくオーガニックコットンは、特別なものではなく、定番化を目指しております。

地球環境、働く人達の安全を願って経営しています。

   

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