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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

コーデュロイの作り方を教えます。 

2021.07.22

「コーデユロイの作り方を教えます」を解説します。

コーデュロィが正式名で、コール天とはコールテンは、遠州産地で言われていき、日本では、コール天、コールテンと一般に言われれるようになりました。

さて、コーデュロイの作り方を簡単に解説していきます。

コーデュロイの作り方、世界共通ですが、1つだけ違うことがあります。

最後まで、読んで頂くと、いかに日本製コーデュロイが素晴らしいか。そしてコールテンの意味も分かるようになります。

 

その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

特に、綿織物を中心に天然繊維を研究し提案しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

テキスタイルデザイナーの育成、織物職人の育成を行い、遠州織物産地の持続活性化に務めています。

国内,海外アパレルに生地を直接販売しています。

綿織物の生機織物生産は、ほとんど、自社工場生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、Twitter Youtubeで発信しております。

織物産地の持続を願い、活動しています。

 

では、日本製のコーデュロイ工程順は4つになります。

1.生機生産

2.カッチング

3.糊抜き、風合いづくり 毛焼

4.染色

 

1.生地生産

コーデュロイは、よこパイル織になります。

コーデュロイの基本組織

上記の、織物組織が、一般的なコーデュロイになります。

ブルーが経糸 イエローが緯糸になります。

織機は、エアージェットで織りますが、仲には、レピア織機、シャトル織機で織るのは珍しいケースになります。

なぜ、エアージェットなのか?

理由は2つあります。

高密度に織れること。ほこりやワタ毛羽が付かないことです。

①シャトル織機やレピア織機よりも、高密度で織れるからです。コーデュロイは、個本的には高密度織物になります。

要するに、パイル抜けを防ぐために、ヨコ密度が必要ですから。

コーデュロイパイルは、カットされていますので、必ずパイルは抜けます。

高密度で織ことにより、パイルの根本の摩擦率が高まりますので、パイルが抜けにくくなるわけですので、高密度織は必然になってきます。

②綿織物は、綿の毛羽織り込みがあり、コーデュロイの場合は、カッチングのパイルカットの時に毛羽が織り込んでしまいますので、

コーデュロイは、エアージェットの織機で織ると、品質の安定性がでてきます。

エアージェット織機は、緯糸をエアーで送り込みますので、糸には、ワタ毛羽などが付きません。

 

2.カッチング

コーデュロィの生地、パイル場所をカットします。

    

石田カッチングの資料から①        カッチング機械②             カッチングのカッター③

カッチング資料図①を見ていただくと、パイルは、緯糸が大きくアーチしており、そのアーチされた緯糸をカットすることをカッチングと言います。

②カッチング機械になりますが、アップすると③の円盤のような形をしているものがカッターになって①の図のように、よこパイルの中心部をカットするのです。

 

3.糊抜き、風合いづくり 毛焼

ここでは、カッチングされたコーデュロイの生機を、糊を抜く作業、風合い、毛焼をします。

現在、磐田市にある、磐田産業しかありません。

30年前までは、数社が残っていたそうですが、今は、磐田産業1社のみが、コーデュロイの生機仕上げを行っております。

この工程は、世界的に珍しく、日本のコーデュロしか行っておりません。

さて、仕事の内容になりますが、

①糊抜き

②毛焼

2つの工程を行います。

  

①糊抜き(ウインス)        ②毛焼

①糊抜き

海外では、この糊抜きを行っていません。

海外では、生機カットしたものを、そのまま染めますが、日本のコーデュロイは、①のような工程での糊抜きをします。

糊抜きをしなが、水の中でコーデュロイの生機が揉みこまれますと、パイル部分の糸が解撚されワタのよになり、

日本産のコーデュロイは、膨らみのある、かまぼこ状な形が形成され、とても柔らかな風合いになります。

揉みこまれたコーデュロイは、いったん乾燥され、

②の毛焼を行います。

毛焼は、コーデュロイのパイルの艶感をだすことです。

要するに、毛羽がパイルから出ていると、染めた後が、とても白っぽくなってしまいますので、これを防ぐために行われる作業です。

 

詳しくは、Youtubeで、「コーデュロイの加工方法 だから日本製はコール天になるんです」を見ていただくと、下手な文面より映像は、とても

面白くなっております。

 

4.染色

一般的には、コーデュロイは、コールドバッヂ染色機で染めます。

生地は、厚いので、染ムラが出るので、この染色方法が一般的になります。

コールドバッヂ染色

福田織物は、このほかの染色加工をおこなっていますが、今回は、ここまでさせてもらいます。

磐田産業で、糊抜き、毛焼したコーデュロイは、艶があり、膨らみのある柔らかなコーデュロイになっております。

    

このようなコーデュロイになります。

こちらも、Youtube投稿していますので、「コール天の紹介」

また、「コーデユロィの紹介」がありますので、是非見てください。

また、コラムには、「コーデュロの基礎知識」も読んでください。

宜しくお願いします。