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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

コーデユロイのウエル(畝)の数で覚えると、生地の特徴がわかります

2021.09.20

コーデュロイを簡単に覚えるには、コーデユロイのウエル(畝)」の数で覚えると、生地の特徴がわかります。

コーデュロの解説をする前に、簡単ですが、コーデュロイの歴史を簡単に紹介します。

コーデュロイ Corduroyは、古代エジブトに作られて「ファスチャン織」がルーツと言われています。通説ではコーデュロイという言葉は「Corde du roi」王様の畝と言われています。

私は、「Corde」は「畝」、「Roi」は「ルイ王朝」「du」は英語のofと同じで「〜の」を意味と言われています。意訳すると、〝王の畝〟と学びました。簡単ですが、フランスのルイ14世のときの、庭師が着ていたそうです。歴史的には、あまり日本には文献がないので、ここまでにします。

現在、コーデュロイは、世界中で織り生産されています。では、日本では、静岡県の遠州産地で織られています。

なんと、日本生産95%が遠州産で織られています。知ってましたか?

当時の中心である旧福田町の織物の歴史は古く、天保2年(1831年)庄屋の寺田彦左衛門が大和地方を旅行した際、雲斎織の業を見て、織物業を営むことになる。そうした中で、明治中期になり、輸入コーデュロイを見本としてコーデュロイ製織の研究が開発された。寺田伝吉ら幾人かの努力が実を結び、明治28~29年頃に製品化され、遠州産地は、急激な発展をしました。

日本のコーデュロイ技術は、海外から技術指導ではないため、日本独自の。世界に珍しい加工方法での生産になります。また、海外と、風合いが違うことが特徴になっています。

現在は、遠州産地のなかに、2つの組合がありまして、遠州織物組合と、天龍社織物組合がありまして、遠州織物組合は、綿の細番手シャッ地の織物工場が多く、天龍社織物組合は、綿高密度織物が得意で、その中でも、別珍コール天が、日本生産95%以上が、遠州産地のなかにある、天龍社織物組合の織物工場で織られていました。

昭和48年(1973年)には、天龍社織物組合は、1620社の組合員がおり、現在、令和3年(2021年)では、50社までになってしまいました。

時代でしょうか?

プラザ合意(1985年)に、激し円高が起こり、遠州産地は、輸出がメインだったので、シャッ地、コーデュロイは、壊滅状態になり、ここから一気に織物工場の倒産、廃業が進んでいくのでした。やはり円高は、織物産地の、競争力を失っていきました。

現在、50社しかなくなりましたが、コロナ感染渦のなかで、更に、2022年には、また、かなり減ることになると思われます。

さて本題に入ります。

コーデュロイはWell数(ウエル)で覚えてください。

では、Well数とは?

コーデュロイは、デニムのオンスに近い感じで、Well数(畝数)で、分別される。Well数は、1インチ(約2.6cm)密度になります。

①太コール 3~6Well 

太畝(ふとうね)とも言う。また、昔は、ジャンボコールとも言われていた。見た目が迫力があるとおり、糸も太く、密度も多いので重量感がしっかりある。

膨らみがあり、とても柔らかなコーデュロイです。ただし、たくさんの糸量を使用しますので、とても目付(重さ)が重い生地になりますので、製品用途をしっかり考えて使用することをお願いします。

アパレル製品では、パンツ、ジャケットなど、後は小物雑貨に人気あります。

特徴

①膨らみがあり、とても柔らかい

②日本製が多い

欠点

①重い

②パイル保持率が悪い

③湿摩擦が悪い

注意:かなりパイル抜けがかなり酷いので、必ず、問い合わせしながら進めていくが大事になります。

生地屋さんのノウハウがないと怖い生地になります。

企画 綿10/1~16/1の太い糸を使用する。目付は重い。

  

3WELL 目付 383G/㎡

 

②中コール 7~16well 

一般的には、ズボンコールが、中コールと言われている。ズボンコールは、名前のとおり、パンツ、ジャケット素材で使われ、天龍社産地のど定番である。昔ながら、なにも変わらずに、100年以上、この天龍社産地で織れている。やはり定番商品なので、中コールが代表的なコーデュロイであり、たくさんの人達に長く愛用されている。

中コールは、メンズパンツの代表的な、品番7000番があります。7Waellくらいにだと、とてもパンツにも使いやすく、太畝コールより目付(重さ)が軽くなりますので、使用用途の巾が広いです。

特徴

①高密なので、生地が硬く、メンズ向けの生地が多い

②中肉なので、保温性にとても優れている

欠点

①パイル保持率が悪い

②湿摩擦が悪い

欠点・パイル抜けには注意していきましょう。特にパンツに使用する場合は、確認が必要になります。

12Well~16Wellくらいになると、使用用途が更にひろがり、シャッ、パンツなど、そして雑貨など、かなり使用度が増えます。

    

 

細コール 17~32Well

24Wellの細コールを、我々はミジンコと言います。

この細コールは、一般的には、シャッで使用されます。

とても、薄くて軽い、そして柔らかさと、滑らかさがある

コーデュロイは。もともと柔らかもしれないが、このクラスは、綿糸が細くなり、中長綿や長綿と言われる高品質の綿(わた)を使用するため

生地に光沢感があり、コシまでも、驚くほど柔らかである。

特徴

①軽くて柔らかく、薄い生地である。

②通気性がいいので、蒸れにくい。

③パイル保持率が良い

④生地が滑らかであ

欠点

①引き裂きが悪い

②湿摩擦が悪い

 

  

22WELL シャッコール 目付167g/㎡  ミジンコとも言われる。

 

まとめ

WELL(畝)によって、パイル保持率がことなので。注意してください。

起毛とは違い、コーデュロイのパイルは、カットしてあるので、湿摩擦がとても悪いので、注意していただきたい。

WELL数が、少ないほど太畝コーデュロイになりますが、コーデュロイは、重いので、必ず目付は調べてください、そしてパイル保持率も弱いで注意してください。

また、逆に、WELL数が多くなるほど、生地が薄くなります。

一般生地とは違いますので、扱いは注意してください。

 

 

 

 

 

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