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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

テキスタイルの染色知識

2020.02.01

綿織物の染色は、余り進化していない。

最近、アパレル側から染色の色直しが、多く、染色工場さんも、大変な状況になっている。

染色方法を詳しく説明すると、分子配列になるため、余計に解らなくなるため、私の知っている範囲で、超簡単に説明しますが、染色専門ではないので、誤っているかもしれませんが、最後までお付き合いお願いします。

染色は、ポリエステルやウール、シルク、コットンなど、素材により、染料は違うのである。

今回は、直接染料と反応染料の説明を、わかりやすく説明します。

直接染料とは、草木染め、泥染め、インジゴ、バッド染料のことを言う。直接染料で染めることができる、おもな繊維は、

●綿 ●麻 ●レーヨン ●テンセル

直接染料は、耐光堅牢度が悪く、日光や蛍光灯の光だけで、色変化が起こるので、アパレル製品は、店頭の蛍光灯の下に置いてあるだけで、製品の光の当たっている場所が、色が抜けたようになる。また、インジゴや草木染、泥染などは、生地に染まっているのではなく、糸に、染料粒子が付着していると考えたほうがいい。だから、直接染料の方が、洗えば色落ちが激しくなるのは、糸から染料粒子が抜けているからである。ですので、直接染料で染めることはおすすめできませんし、品質検査では、合格ラインを通すことが難しくなります。

 

反応染料とは、染色中、繊維と科学反応して固着する染料のことです。

●綿●麻 ●レーヨン ●テンセル ●キュプラ ●絹

反応染料は、綿、レーヨンを染めるのにもっとも多く利用されている染料です。鮮やかな色からくすんだ色まで、ほとんどの色を得ることができます。繊維と科学結合して染着するので耐久性に優れた染料でもあります。ですので、反応染料の場合は、耐光堅牢度は良くなります。

福田織物は、現在は、反応染料のみで染色しています。

反応染料は、マルチで何でも染められると思いがちですが、綿織物は、天然繊維であるため、合繊のように、色合わせが難しいの事実です。

染色では、最近、アパレルが、色見本を紙の色で、生地ビーカー色を合わせるように指示されますが、紙と綿で染めで色合わせは、難しいと染色工場さんから、良く言われます。要するに、光の角度で色が変わることで、綿織物と紙の光角度が違いますので、ビーカーで合わせることができないことです。また、綿の晒も白度も。染色工場ともめることが多いです。白度限界は、晒ではなくなり、時間をかけて晒ことになりますので、生地が一般的より痛みがでます。また、ただの晒ではなくなりますので、単価も高くなります。

白度や、色をしっかり出すためには、シルケットをかけることになりますが、シルケット加工とは、シルキー加工の1種で、綿布に絹のような光沢を待たせる加工方法です。張力をかけながら苛性ソーダ等でアルカリ処理をすると、綿布に絹のような光沢を与えられます。同時に染色性も向上して、綺麗な色に染められれるようになります。

シルケットしない生地は、色だしや白度限界があります。ですので、シルケットしていない生地で色合わせはかなり難しく、濃色でも、シルケット加工してあるものより、染料は倍近く使用するそうです。

染色加工には、染める機械によって色、風合いが変わってくる。

連続染色とは、シルケット加工して染める方法だ。上記に書いてあるように、生地を張らしながら、精練、苛性ソーダでシルケット加工しながら染めていく方法である。

メリットは、染色が鮮やかな色から濃色な色まで染めることができる、色の再現性が良く、また、生地の縮率も安定しており、光沢感があり高級感のある生地になる。

ノンシル加工とは、液流染色が染められている。サーキュラーやスイングエースなどの染色機が使用され、シルケットなしで、生地が揉まれながらロープ状になりながら染まっていく。膨らみなる柔らかな生地になり、小さなシワ感があり、天然繊維が好きなブランドに好まれる生地である。しかし、問題が多く、染色色の再現性が難しく、濃色などは染色できないものもある。また、液流シワも出やすく、ある面、マニアックな生地だと思う。

最近は、染色工場から、シルケットをかけさせて欲しい要望がでてきており、経営はかなり難しくなっており、染め直しをしていただくと、私の心も痛めている。

将来の染色加工場が、どこまで生き残っているかは定かではないが、ある程度のルールを考えないと、遠州産地が無くなる可能がでてきているのも事実である。