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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

テキスタイルメーカーとは? 福田織物はテキスタイルメーカーである。

2021.07.19

テキスタイルメーカーとは?

何故、ここにこだわるのか?

社員一同が、テキスタイルクリエーションしたいからである。

ただ、それだけ。

 

産地には、「賃織工場」「テキスタイルメーカー」の2タイプの織物工場がる。

遠州産地の織物工場は、98%が「賃織工場」なのである。

賃織りとは、古くは中世織物業のいわゆる問屋制度で原糸および織機を貸与し,家内工業的に製織させ,その加工を支払う制度のことである。

この仕組みは、現在の日本の織物産地として、しっかり残っているが、海外とは違うのは、織機は、ほとんどが織物工場の所有物になっていることだ。

もう少しわかりやすく産地の分業構造を説明する。

中世では問屋になっているが、現在では、綿織物では「産元」と言われているところが行っている。

「産元」とは、全国各地の繊維産地にいる繊維専門業者で、メーカーから注文を元請けして、地場の加工業者に発注します。 産地元請けの略です。

ですので、「産元」はメーカーではありません。

では、「産元」の仕事は、工賃として織物工場に、原糸と企画書を出して、織物を生産した生機を、繊維専門業者や、メーカーに納める仕事になります。

(※生機とは、糸を製編機織して得られる面状の布で、染色・仕上げ加工される前の布を指します。)

そこからは、繊維専門業者やメーカーは、染色加工を依頼するんです。

織物産地の織物工場に行っても、生機は売ってくれるけど、染色した生地は販売してないのは、賃工場であるからです。

賃工場は、糸の購入もしないし、染色加工も依頼できないのです。

では、「テキスタイルメーカー」とは?

企画・製造・販売しているのが、「テキスタイルメーカー」になります。

福田織物は、「テキスタイルメーカー」のカテゴリーになります。

 

福田織物のテキスタイルメーカーとしての仕事内容は、大まかに5つになります。

①原糸の買い付け

②織物企画

③織物製造

④染色加工

⑤販売

このようなことを、社内でおこなえるようになったのは、私が40年かけて、ようやく織物メーカーとしてスタートできたのです。

5つのノウハウ(ソフト)が、「テキスタイルメーカー」の必要条件になります。

①原糸の買い付け

現在は、スーピマ、スビン、DCHなどなど、世界から高級綿を取りよせて、原料によりテキスタイルの特徴を出しています。

スーピマは、ハリ感のある糸で、スビンは、とても柔らかなドレープ感のでる糸です。

この原糸の特徴を見極めて原料を購入しています。

とても大事な仕事になります。

ここも、テキスタイルメーカーしかわからないことです。

机上で勉強ではダメで、織っていきながら、糸や生地に触れて原糸の特徴を知っていくんです。

 

②織物企画

織物企画は、本当に恐ろしいほど、いくつかのパターンがあり、実は正解のないのが織物企画なんです。

正解がないのは、糸の太さ、生地密度、織組織の3つ組み合わせができます。

糸の太さは、3番~300番までありますので、糸を決めるだけでも大変で、これで織物密度と織物組織をさらに決めると何億パターンのテキスタイルができる。

織物企画は、正解がなく、全てがお客様が、判断で決めるものなので、福田織物として何万種類のテキスタイルをつくり、

現在では約2千5百マークがを販売している。

織り組織も、多重織、ピンタック、綾織、平織り、朱子織、ピケなど、織組織があり、テキスタイルデザイナーの仕事は、きっと永遠に存在すると思います。

 

③織物製造

織機で生機を織る作業になる。

織工場は、今後、国内では、なくなっていく方向に向かっています。

現在、遠州産地で、織物工場は、約150社ほどほどに残っているが、10年後には、50社以下になっていると思われます。

きっと残れるのは、織物メーカーだけになる可能性がある。

テキスタイルメーカーは、工場を持っていることが絶対条件になります。

工場は、準備関係、織オペレーション、整備、商品開発が行われています。

福田織物では、テキスタイルデザイナーも、常に、織物工場の現場に入り、織物に携わって、織物企画した生機を織ります。

織機は、福田織物は、レピア織機を使って生機を織り込んでいます。

 

④染色加工

生機が織り上がると、染色加工しますが、福田織物は、外注として染色依頼をします。

色を決めるのも、テキスタイルデザイナーがおこないます。

生地の特徴で、染色工場を選びます。

コラムにも、「織物染色加工の工程 染色機について」が書いてありますので、そちらを参考にしてください。

染色方法は、染色機で、それぞれの風合いがでますので、シャッやブラウス、ワンピース、または、ボトムなどによって加工方法は変わります。

福田織物は、このような加工を依頼して、最終のテキスタイルを完成させます。

染色は、とても重要なところになるので、コミニュケーションが最も重要なところになります。

⑤販売

テキスタイルメーカーの販売は、大きく分けて2つになります。

「繊維専門業に販売」「アパレル直販」の2つに分かれます

全体的には、ほとんどのテキスタイルメーカーは、「繊維専門業者に販売」しています。

要するに、生地ロットをまとめられ生産しやすい受注になり、アパレルから仕事をとるよりも、繊維専門業者からの依頼された方が効率が良いからです。

逆に、アパレル直販で販売しているテキスタイルメーカーは、小規模なメーカーなので、量よりも質、クリエーションで勝負していきます。

福田織物も基本的には、量よりクリエーションで、アパレル直販が99%、残りは1%は、繊維専門業者に販売しており、ほとんどがアパレル直販にこだわっています。

生地販売するには、テキスタイルの展示会はぜったい必要不可欠になります。

福田織物は、ほとんどがテキスタイルの展示会からのお客様が中心になっております。

詳しくは

「テキスタイル展示会は消滅していく」を、参考にしてください。

福田織物は、「テキスタイルネットワークジャパン展」「プレミアムテキスタイルジャパン展」の国内展示会に毎年、出展しており、

たくさんの国内アパレル、小売りなどに生地販売を行っています。

海外では、イタリアで行われる「Milanounicaミラノウニカテキスタイル国際見本市」には出展していましたが、現在は、世界中コロナパンデミックが続く中、

「ミラノウニカ」は、参加を中止しています。

ミラノウニカでの実績は、現在でも、コロナ感染のなかでも、海外ビジネスが続いており、コロナ終息後には、再び、海外展示会も参加を計画しております。

テキスタイルメーカーは、このような営業活動していきます。

  

テキスタイルの展示会風景

 

まとめ

織物産地にいけば、織物工場では、基本的には生地は買えません。

織物メーカーなら買えますし、色も染めることもできますし、オリジナルテキスタイルも作れます。

少ロット生産は、案外と難しく、少ロット生産を得意とする織物メーカーがあるので、探せばあるので、ネットで検索すれば見つかります。

福田織物は、ストック販売してるので、オリジナル生地は作りませんが、ストック販売でしたら1m販売も行っています。

是非、ご連絡お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

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