CLOSE

© Fukuda Orimono All Rights Reserved.

TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

テキスタイル展示会は縮小していく

2020.11.03

アパレル、デザイナー、小売りは、今後、国内テキスタイルを購入することが難しくなる。

前回、小規模なデザイナーブランドで、生地購入方法を書いたが、今度は、買う方から売る側にも、大きな問題があるのだ。

新型コロナで、ファッション業界は、大きくシュリンクしているが、アパレルよりも、織物産地の方が、シュリンクしていくスピードが大きくなっているのである。

では、題名の中で、テキスタイルの展示会の必要性が、ますます重要性になっていくと思っている。

その前に、私は、テキスタイルメーカーの社長であり、テキスタイルデザナーとして40年間以上携わっている。

現在は、超細弁手、綿300/1織物の生産もしている、超過激的な誰もがやらない織物を織ることを喜びとしながら、海外の有名ブランドに、直接、営業、製造、販売を自社でしている。

2014年には、超細番手織物「光り透けるストール」を、発表し、TBSテレビ局の、「がっちりマンデー」に出演した。

2016年には、次世代コーデュロィ「BECCO」、世界初の、柄モノのテキスタイルを発表し、TBSテレビ局「朝チャン」にも出展した。

あらゆるテキスタイルの革新をおこなってきた。

海外では、世界のトップクラスのブランドにも、直接、販売も行っている。

以上、福田織物は、このような会社である。

 

さて、本題に。

これからの展示会は、このように変わる。

その前に、何故、変わるのかを、下記の順番通り説明した行く

①2021年後、織物産地での工場は激減する。

②日本での新しい提案テキスタイルは消滅する

③アパレルと産地織物工場が、チームを作る時代へ

④大きな展示会が、将来、存続が厳しくなる

⑤TNJ(テキスタイル・ネットワーク・ジャパン)展は、小さいながら、チャレンジしながら提案型ビジネスを行う

厳しい問題を深堀する。

①2021年後、織物産地での工場は激減する

現在、ファッション業界は、川上、川中の製造業を未来を考えていなかった。アウトソーシングがビジネスの主流になり、織物産地は置き去りなり、98%が製品輸入、 残り2%が国内生産なってしまった。

遠州織物産地は、平均年齢は60後半~70台前半になる。71歳以上は35~40%以上と思われる。

新型コロナではなくても、5年後には、遠州織物160社(正確な数字ではありません)が、半分になってしまう。もしかしたら、それ以上かも知れない。

そうなると、準備工程のサイジング、整経などが廃業する可能性もある、もっとダメージが大きのは、染色工場の生機生産量が減れば、工場を回していけなくなる。

基本的には、織物工場を守れないと、染色工場に染める生機が少なくなるので、最終的には染色工場も終わりになる。

 

②日本での新しい提案テキスタイルは消滅する

織物工場は年配の方たちは、たくさんの生地を作ってきた人達で、いろいろなドビー織など、遠州織物の黄金時代を経験してきたいるため、織物知識が豊富である。そこには、特殊織物の織り方などが継承せずに、遠州産地は終わりを迎えることになりそうだ。

福田織物は、新型コロナで受注量が減っている中で、あえて、プレーンな織物から、ドビー織物、先染め織物、2重ビーム、ピンタック、シアサッカー、新入りピケなど、サンプル試験織を行っている。会社も収入が少なくなっているが、遠州織物の最高技術を若者に指導している。

今までは、開発した生地が、よそで織られることが多く、弊社の社員は、悔しい思いをしているので、今後、エアージェットで織れないものを開発していくことになる。

他社の織物工場は、どうだろうかというと、新型コロナのため、会社を存続をするために、商品開発は減していくことになる

織物産地は、今後、生き残るために、テキスタイルの開発は、一気に減っていく可能性は高い

③アパレルと産地織物工場が、チームを作る時代へ

消滅していく織物産地は、今は、ゆでガエルのように、産地中にいる織物工場、染色工場、準備工程などが、自分の置かれていることが気付いていない。例えば、20年前に、遠州織物産地にある、コーデュロイの専門染色が廃業した。廃業した、1年後には、受注量が半減したのである。それは、当たり前の染めれたことが染めれれなくなったため、自分達には、関係ないと思っていた産元は、数年後には、倒産、廃業がまちかまえていた。一気にコーデュロイ産地はシュリンクした。以前は、数十社あった産元は、数社に減ってしまった。現在、コーデュロイ産元は、1社しかない。

案外、自分の会社しか考えないので、このようなことは起こる可能性はある。

アパレルは、今まで、外注アウトソーシングを上手く使うことで、コスト軽減してきたが、このやり方をされると、織物産地は廃業していくことになる。製造メーカーの宿命は、1年間、継続的に受注がないと、会社経営は難しくなっている。現実は、今回の新型コロナで、廃業が進むなかで、産地バランスが崩れることになったら、一気に、産地消滅まで進むことになる。

そうなると、国内産のテキスタイルを買えなくなる時代がくるような予感がする。

そのためにも、アパレルと織物産地は、アウトソーシングではなく、運命共同体で、今後、織物系列を構築していくことが重要になるだろう。

④大きな展示会が、将来、存続が厳しくなる

補助金で、ジャパンクリエーションなの展示会が行われてきたが、今後、政府は補助金をだしていけるのかが問題になる。

そして、産地から高額な展示会に出ていけいるかが問題になる。

問屋、紡績、染色加工、織物工場がでていたが、今の場合、補助金頼りで、国、県の支援がなくなると、出展者も減っていく可能性が高い。

また、新型コロナで、テキスタイルの展示会は、縮小していくと思われる。

11月の、プレミアム・テキスタイルジャパン、ジャパン・クリエーションのテキスタイル展が、一つの方向性がわかると思うので、注目したい。

福田織物は、やはり三蜜をさけるために、今回は出展しない。

11月以降、新型コロナウィルスは拡大していく可能性が高い。今後、テキスタイル展示会は、どうあるべきか問われる?

 

⑤TNJ(テキスタイル・ネットワーク・ジャパン)展は、小さいながら、チャレンジしながら提案型ビジネスを行う

TNJ展は、20年前から、日本の織物工場、ファッション業界の関係者、新聞社などの人達が、日本の織物産地の活性化を目指し、設立した展示会である。

当時は、織物産地展としてテキスタイルの展示会を行っていたが、日本全国の織物工場が、産地の垣根を越して、服地の展示会を行うことは、初の試みだった。当時の主催者は、フロンテイア精神があり、現在の私達に2年前に、バトンタッチされた。

歴史あるTNJ展は、アパレルと信頼関係があり、たくさんのアパレルが来たくださっている。

TNJ展の、出展者は、自家工場があるので、このような5つメリットがあります。

①差別化されたテキスタイルを買いたい。

②オリジナルテキスタイルを作りたい。

③少ロット生産して欲しい

④日本製をこだわりたい

⑤トレサビリティを重要視したい

私達は、新しいクリエーションに向かって、日本のアパレル業界を応援したいのです。

日々、テキスタイルの技術を進化して進めていきます。

TNJ展は、国、県の補助金を受けてない、展示会で、参加者が集まって行っています。補助金がなく運営してきました。

だからこそ、この不況下に強いと思っています。必ず、皆さんを応援できる展示会にしてきます。

まだ、来場したことがない人は、是非、問い合わせした下されば、ありがたいです。

問い合わせは、下記のTextilenetworkjapanのHpでご連絡下さい。

http://textilenetworkjapan.jp/?page_id=93