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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

ファッション業界の 続ニュータイプの時代

2022.05.16

ニュータイプの時代を解説していきたい。

「寡占化(かせんか)」と「分散化」の2極化が同時進む。

ファッション業界の統計が報じられているところでは、企業による寡占化の度合いは高まっており、いわゆる「大企業」の存在感は強くなっている。

例えば、ファーストリティリングは、ユニクロでアパレル全体の売りあげの過半数を獲得していると思う。

洋服の単価は、1998年、当時フリースは1万円以上の高額商品を1,900円で販売した。そこから、百貨店ブランドまでが、ファッションのデフレ化が始まった。

今では、シャツは1,900円で買えるし。tシャツも1,000円で買えることが常識になってしまい、若者は、ユニクロの商品が安い感覚もなくなってきている。

大企業による寡占化は、市場の単価も支配できる。

  

メガトレンドがどのように動いているのかと、ファストファッションは、規模が大きくスケールメリットで戦っていた会社で、グローバル化の影響を受け、

規模の大きい企業同士による戦い、ごく少数の勝者と大量に敗者に分かれることになる。

ファストファッションは、スケールで戦うということは地理的な拡大を必然的にもとめることになるので、この戦いから逃れることはできない。

2021年8月期(連結)は、売上高2兆1329億9200万円(前期比6.2%増)、営業利益2490億1100万円(同66.7%増)、当期純利益1698億4700万円(同88.0%増)と増収増益だった。

22年8月期(連結)は売上高2兆2000億円、営業利益2700億円、当期純利益1750億円を見込んでいる。

スケールで戦う企業にとってグローバル競争が避けられない宿命の戦いになっていく。必然的な結果として、中途半端なスケールの企業は、

この戦いの波に飲み込まれて消えていくことになる。

この流れでいくと、ファーストリティリングは、更にグローバル化して、スケールプレイヤーがますますスケールを巨大化するこになる。

「寡占化の進行」すすめ、コストダウンをおこない、高級素材を、いかに安く作るか、、いかにアパレル製品を安く売るか。を目指していくことになる。

スモールプレイヤーは、どうでしょうか?

すでに考察した通り、スケール面でのデメリットが今後ますます小さくなることで、より広い範囲で深く共感できる顧客を見つけることができるようになるため、

ますますフォーカスを絞って、より広い範囲の顧客を見つけることが重要になる。この変化のプロセスで、共感を獲得できない、中途半端なプレイヤーは、

やはり同様に消えていくことになる。これが、ニュータイプの時代である。

ニュータイプでは、「役に立つ」のではなく「意味がある」というフレームです。「役に立つ」方向でパフォーマンスを高めたいのであれば、主軸になるのは「論理」です。

要素を分解した上で数値目標を設定し、目標を達成するための活動計画を実施していけばよいのです。

しかし、一方で。「意味がある」方向でパフォーマンスを高めたいのであれば、

「論理」には役に立たず、センスに代表される「直観」が決め手になります。どのような「意味」や「ストーリー」を紡ぎだせば顧客に刺さるか、が重要になります。

「過剰なもの」がことごとく「倫理と理性」によって生み出されます。日本のアパレルは、毎年、53%の売れ残り在庫、又は廃棄をは出します。

「希少なもの」「直観と感性」によって生み出されます。

ファストファッション:過剰なもの モノ   データ  利便性  説得  競争 大量生産  廃棄大 

スモールファッション:希少なもの 意味  ストーリー ロマン  共感  協創 少量生産  廃棄少 

ようするに、アパレルは、POSシステムにより、色、デザイン、品質を明確に情報収集します。

売れる色だったり、デザインだったりを、コンピューターでデータを調べます。そのようにしてコンピューターのデータ通りしていくと、

他社と同じものが店頭でバッティングしてしまい、全く差別化ができていません。

ニュータイプ、直観を頼りにしてアパレル商品に意味をつけること、こだわり、少量生産、作り手などを明確にしておこなっていくことが重要になります。

例えば、車です。トヨタではプリウスが、「役に立つ」になります。ハイブリットを低価格で、高燃費、ましては環境に良く、乗り心地が良い、優秀な車です。

ではニュータイプは少量生産の、トヨタのランドクルザー300としましょう。3.5LV6ツインターボで、450馬力だそうだ。

日本の一般道路は、60kmで走るしかないのに、450馬力は必要ではないし、

「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」という唯一無二の存在として、歴史を刻んできた。 ランドクルーザーでなければ、たどり着けない場所がある。

それだけの事が当たり前ではないシチュエーションもまだまだ残っています。そんな状況で使用され、認められてきたクルマこそ、ランドクルーザーなのです。

世界の車マニアの人達に、高価なランドクルーザーのなのに国内外に売れている。「役に立つ」のではなく、「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」が、売れるには「意味がある」。

福田織物も、今後、「意味ある」織物を提供していきたい。テキスタイルマニア、福田織物に集まれ。

染まらないほど綿高密度織物、あまり洋服には、役に立たないが、通常のコットン織物では、感じられない、手触り、ハリ感、光沢感が違う。そんな高い生地を使って欲しい。

また。超超極細綿300/1織物はストールを織ったが、利益を優先でなくロマンを織った生地である。

福田織物は、ニュータイプ時代の織物工場である。

綿300/1 世界でも、織れていない超超細番手という細い綿糸で織ったストール。