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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

ブロードとは 「コットンブロード」 織物工場のテキスタイルデザイナーが解説 

2021.02.10

ブロードとは 「コットンブロード」 織物工場のテキスタイルデザイナーが解説 

「ブロード」とは、上等な紡毛糸を用い、平織りまたはあや織りとしたウールの生地をいいますが、

今回は、「コットンブロード」を紹介します。

「コットンブロード」は、シャツで使われている生地が、ほとんどがブロードになります。

ブロード以外では、ローン、タイプライターなど、綿平織があり、シャッ地に使用されています。

 

遠州織物の代表的な生地です。

綿のシャッ地は、ほとんどのもがブロードになります。

生地は、コットンでの、優しさを感じさせる柔らかさの手触りがあり、綿の光沢は、高級綿の証でもあります。

では、ブロードの特徴を、織物工場を経営している私が説明します。


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

特に、綿織物を中心に天然繊維を研究し提案しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

テキスタイルデザイナーの育成、織物職人の育成を行い、遠州織物産地の持続活性化に務めています。

国内,海外アパレルに生地を直接販売しています。

綿織物の生機織物生産は、ほとんど、自社工場生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、Twitter Youtubeで発信しております。

織物産地の持続を願い、活動しています

 


目次

コットンブロードとは

ブロードの特徴

特徴①光沢感ある

特徴②柔らかさがある

特徴③シルケット加工

特徴④耐久性がある

定番アイテム


コットンブロードとは?

①綿であること

②平織りであること

③中間的な素材(ローンとタイプライターの中間素材)

 

ブロードの特徴

ブロードは、ローンよりも、厚い生地で、高密度織物でもない、中間的な綿平素材である。

また、30年前には、細い綿糸を織りで使用できなかったので、「ブロードクロス」と言われ

太い糸が使われるのでしっかりした手触りの丈夫な生地のことを言っていましたが、

現在は、進化したの「ブロード」は、逆に薄い生地のものや、ちょっと高密度ものもあり、広範囲に広がっています。

綿の太い糸のものから、綿の細い糸まで、”生地が透けない生地”のいことを「コットンブロード」と言われるようになりました。

もしかして、私が、30年前以上(1980年代)には、綿80/1、綿100/1の高密度平織りを織った時に、当時は、誰も織っていませんでしたので

勝手に、ブロードの名前を付けてしまったことが原因かもしれません。

現在では、世界的に定番商品として、細番手綿織物の高密度を「コットンブロード」と言われています。

使用アイテムも広がり、用途の多い万能生地であある。

密度は、専門的になるが、例えば

綿60ブロードの密度は?  インチの経密度×緯糸密度が、200~250本まで

綿60/1 × 綿60/1  = 経本数130本×緯糸本数70本 =200本以上~

経本数150本×緯本数100本 =250本位までを言う。

綿60/1、綿80/1クラスでは。インチ密度200~250本位までを参考に下ください。

ブロードのすみ分けが、難しいので、基本的には、透けない綿平織りを「コットンブロード」と言います。

 

特徴①光沢感ある

現在、一般的にブロードは、光沢があり、柔らかな平織りになる。綿糸が細くなるほど光沢感でます。

また、糸が太くなると、生地の光沢感が少なくなります。

しかし、シルケット加工したあるものは、光沢感が増して出てきます。

 

特徴②柔らかさがある

ブロードは、柔らかな素材である。柔らかさを求めると、細い綿糸で織ったものが柔らかく、

太い綿糸で織ったブロードは、柔らかさにコシがでてくる。

特徴③シルケット加工

シルケット加工をすると、綿ブロードは、膨らみがなくなりペーパーライクな風合いになります。

また、光沢感がでて、ドレスシャッやブラウスとしてフォーマルにふさわしい生地になります。

色目も、シルケット加工すると濃色や鮮やかな色もでます。

◉シルケット加工のメリット

〇湿摩擦、感摩擦の向上

〇縮率の安定

〇染色の向上 濃色や鮮やかな色を出しやすい

 

では、ノンシル(シルケット加工しない)では、光沢感があまりありません。

生地の膨らみがでて、ナチュラルな風合いになります。

色目は、シルケットとは違い、濃色が難しくなります。

◉ノンシルのメリット

〇生地の膨らみがある。

〇シルケット加工に比べて、生地が柔らかい

 

特徴④耐久性がある

ブロードは、とても耐久性があります。

密度感が、とてもバランスがよくて、シャッとして、幅広く使用されています。

 

定番アイテム

シャッ、ブラウスになります。

シルケット加工したものが、フォーマルなシーンで使いたいアイテムになります。

光沢感と生地のハリ感があり、袖を通すときの滑りが格別なものです。

カジュアルでしたら、ノンシル(シルケット加工してないもの)を、おすすめします。

生地の膨らみがでて、柔らかく、洗いざらしの風合いがでて、とても素敵な生地になります。

ブロードは、糸の太さで、ブロードで生地の厚みが変わりますので、

スカート、ワンピース、エプロンや、テーブルクロス、制服などのたくさんの用途で使われいます。

先染めコットンブロード(商品ユニクロ)

注意点

ブロードは、平織りで、生地が厚いので、シワになりやすく、しっかりアイロンをかけないとシワが取れにくい生地であります。

 

福田織物は、自社で企画し、自社で生産、自社での販売を行っています。

人づくりは、モノづくりが原点になっています。

また、糸から、フエアトレードされた原料を行い、自社生産を行い、国内の染色工場に依頼しております。

買っていただくと、遠州産地の分業にお金が回りますし、国内の染色にもお金が回ります。

サステナビリティとは、(sustainability)とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味。

サステナビリティへの取り組みというとき、織物産地を持続すると意味で、取り組んでいます。

また、環境破壊のないような、織物生産をおこない、地球にやさしさを考えながら活動しています。

 

有限会社福田織物

 

 

 

  

 

 

 

 

 

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