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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

ヘンプマスクの特徴

2020.04.18

HEMPマスクを作るきっかけは、2月に、世界的にコロナウイルスが感染しはじめ、日本でも、感染予防として、もうその時期には、業者の転売用がが買い占めににより、ドラッグストアー、スーパーマーケットなど、商品品切れが始まった。3月には、日本国内にも、新型コロナ感染者がふえ、手に入れることができなかったのがキッカケだった。

弊社は3月~5月まで、東京、横浜、名古屋の百貨店のポップアップ予定されていたため、マスクを会社で購入が難しいと判断し、自社製布マスクを作ることに決定した。弊社は、洋服を縫える社員がいたため、早速、15種類の生地を使用したマスクを作ることにした。案外とマスクは、思って以上に簡単に作れてしまった。15種類も作ると、生地の特徴でマスクのつけ心地や、ちょうど花粉の季節だったので、使用して機能性を調べることができ、しっかりとした判断基準ができた。

この中で、候補に上がったのは、HEMPマスク、綿ヘンプマスク、綿2重織マスクが選ばれたが、やはり、圧倒的評価が高かったのは,HEMPマスクだった。あくまでも弊社の社員の意見だ。

私は、この時期から花粉症で、試作マスクを着けてた中で、花粉対策としてHEMPマスクはとても良かった。まず、鼻がムズムズしなかったし、紙マスクの特有な匂いも少なくマスクしてのしゃべりも違和感なく、私にとってとても快適なマスクだった。同時に、試作品マスクを、社員に使用して結果、私と同じHEMPのマスクが評価が高かった。まだ、この時まで、販売目的では無かったのだが、社員の分、百貨店でお願いしているマネキンさん分も作るとなると、外注で頼むと、ある程度のロット数量を頼まなくてならないので、どうせならマスクを売ろうというのが、きっかけになった。

はHEMP(大麻)とは?

麻(ヘンプ)と苧麻(ラミー)は日本では古くから使用されて麻織物であった。綿は、江戸時代中期から輸入されたもので、比較的新しい素材になる。ヘンプは、神道で重要な麻衣の麁服も古来からあり、平安時代(10世紀)から使用されている。第二次世界大戦の敗北により、大麻=麻薬と認証され、日本の伝統繊維産業から消えてしまった。現在、伊勢神宮では神宮大麻があるが、実は、植物「大麻」と御礼の「大麻」には深い関りがある。戦前までは一般農家も栽培されていた。当時は、大麻は非常に生命力が強いため魂の象徴とされ、稲と並び皇室には大切にされていたほどの、日本伝統素材なのである。また、ほかの文献では、紀元前8000万年(今から1万年前)麻縄で利用されていたそうだ。

 

では、ヘンプと素材の5つ特徴を説明しよう。

麻には、ヘンプ以外に、リネン、ラミー(苧麻)ジュード、マニア、サイザル、ケナフなどがある。”自然環境”と人に多大なる恩恵を与える伝統植物として「ヘンプ」は、エシカルな素材として、倫理を持った生き方を追求する人達に指示されています。

①調湿性 ヘンプ繊維には無数の微細穴があることから調湿性に優れています。湿度が高いときには吸湿し、湿度が低いときには法湿して湿度を一定にします。使い捨てマスクでは、一日つけるていると息苦しくなりますが、ヘンプマスクは、湿度が安定しており息苦しさの改善にもなりますヘンプは熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏には涼しく外部の熱を通しませんので、季節の時期に関わらず着け心地は最高です。

②抗菌性・静菌性 ヘンプ糸は、抗菌性基準は3.9以上(繊維評価技術協議会のSEKマーク基準値は2.2)あり、菌の増殖を抑制します。ヘンプには天然の制菌性があり、殺菌活性値は、MRASで1.5以上あります。(0以下は制菌効果なし)

抗菌性の最低基準 2.2以上

制菌性の最低基準 0以上

また、多くの繊維には、貢献性とか書かれていますが、数回選択すれば、その効果も薄れてしまいます。ですので、ヘンプマスクは、何回も洗濯しても効果は低下しません。

ちなみに 抗菌性はヘンプ99%に対して、リネンは80%になります。抗菌性はヘンプの方が優れています。

③消臭性 ヘンプマスクは、冬、暖かく、夏は涼しく感じるのは、ヘンプ繊維の微細穴に流れる空気層の動きによるものです。冬は熱伝導率が低いため、外部に熱を放出しないため暖かく、夏は、逆に、外部の熱が伝わらないためマスク事態コントロールしてくれます。JISで定められた消臭性の最適基準はアンモニア70にたいして98以上あります。酢酸は80%に対して、94%あります。イソ吉荘草酸は85に対して95あります。ですのでヘンプマスクは、臭くなりにくいんです。

④強力性  ヘンプは、その他の繊維素材と比べてると、圧倒的に強力であります。また、湿気を与えると更に強度アップします。ですので、とても耐久性のある素材です。綿は一般的には、100年以上は持ちません。しかし、エジブトのミイラ(古代エジブトでは、紀元前3500~3200年)の包帯は麻を使用して、現在でも原型の形で包帯で残っています。いくら洗ってもマスクくらいでした問題なく痛みません。

⑤UVカット性  ヘンプはUPF(紫外線防止指数)50(非常にいい)良いです。ですので、5月6月の紫外線が強くなる時期は、ヘンプマスクは最高です。リネンは、少しながらありますがヘンプに比べるほどではありません。

総合的にも、天然繊維では、圧倒的な機能を持っています。ヘンプマスクは、自信もってお勧めしているんです。

ヘンプマスクの販売は、福田織物のオンラインショップのみで販売している。

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