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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

ヘンプ素材とは? 麻「ヘンプ」 遠州織物の福田織物が解説

2021.02.27

「ヘンプ」素材とは、なんです。

アサには、リネン、ラミー、ジュードなどの麻の品種種はあります。

その中に、「ヘンプ」(アサ科)があります。

今回は、ヘンプ素材を解説していきます。


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

特に、綿織物を中心に天然繊維を研究し提案しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

テキスタイルデザイナーの育成、織物職人の育成を行い、遠州織物産地の持続活性化に務めています。

国内,海外アパレルに生地を直接販売しています。

綿織物の生機織物生産は、ほとんど、自社工場生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、Twitter Youtubeで発信しております。

織物産地の持続を願い、活動しています。

  


目次

ヘンプの歴史

ヘンプの特徴

特徴①調湿性

特徴②抗菌性・静菌性

特徴③消臭性

特徴④強力性

特徴⑤UVカット性

特徴⑥サステナブル

テキスタイルの特徴

定番アイテム


まずは、

ヘンプ歴史、から説明していきます。

「ヘンプ」は、日本語では、アサ科の植物で、「大麻」と言います。

もともとは日本も戦前には、栽培もされており、その原料で、ヘンプ糸にし生地にしていました。

日本人は古来ヘンプに親しんで生活してきました。

紀元前8000 万年(約1万年前)の鳥浜遺跡(福井県)で麻縄が出土しています。

それくらい、日本古来から、ヘンプ素材は生活にとけこんでいました。

現代でも、神社にある、注連縄(しめなわ)や鈴緒(すずお)が使用されており伝統的文化素材になっております。

また、七味唐辛子では、麻の実として意外なところで私達の生活につかわれております。

「大麻」というと、世界的に、禁じられ違法ドラッグのイメージがあります。

しかし一方で、伊勢神宮でいただく御神札(いわゆる”おふだ”)の正式名称は神宮大麻と称され、

同様にお祓いで使う道具そのものを「大麻」(おおぬさ) と呼び、日本神道と大麻は切っても切れない関係があります。

日本で大麻が禁止されるようになったのは戦後のことで、その経緯については立場によって諸説ありますが、

一説ではアメリカの占領軍が日本人の精神的支柱であった神道の影響力を分断し弱めるためだったと言われていますが

やはり世界的には、違法ドラッグでしたからやむえないでしょうね。

   

ヘンプの特徴

「ヘンプ」は、現在、世界的に注目されているサステナブルな素材になっております。

テキスタイルとして、糸の進化、加工の進化で、ヘンプは、とても硬く、衣料品として使用できないものでしたが、

ヘンプ糸が、細く紡ぐことができるようになり、リネンまで柔らかくなりませんが、それに匹敵するところまで柔らかくなりました。

天然繊維なのに、信じられないくらいの機能がある素晴らしい素材であります。

現在は、シャッ地 ブラウス地、コート、パンツなど、衣料などに注目されております。

   

ヘンプ100%ローンです。ここからヘンプ素材購入できます。

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特徴①調湿性

ヘンプ繊維には無数の微細穴があることから調湿性に優れています。湿度が高いときには吸湿し、湿度が低いときには法湿して湿度を一定にします

ヘンプは熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏には涼しく外部の熱を通しませんので、季節の時期に関わらず着け心地は最高です。

 

特徴②抗菌性・静菌性

ヘンプ糸は、抗菌性基準は3.9以上(繊維評価技術協議会のSEKマーク基準値は2.2)あり、菌の増殖を抑制します。

ヘンプには天然の制菌性があり、殺菌活性値は、MRASで1.5以上あります。(0以下は制菌効果なし)

抗菌性の最低基準 2.2以上

制菌性の最低基準 0以上

 

特徴③消臭性

JISで定められた消臭性の最適基準はアンモニア70にたいして98以上あります。酢酸は80%に対して、94%あります。

イソ吉荘草酸は85に対して95あります。

特徴④強力性

ヘンプは、その他の繊維素材と比べてると、圧倒的に強力であります。また、湿気を与えると更に強度アップします。

ですので、とても耐久性のある素材です。綿は一般的には、100年以上は持ちません。

しかし、エジブトのミイラ(古代エジブトでは、紀元前3500~3200年)の包帯は麻を使用して、現在でも原型の形で包帯で残っています。

特徴⑤UVカット性

ヘンプはUPF(紫外線防止指数)50(非常にいい)良いです。ですので、5~6月の紫外線が強くなる時期は、ヘンプマスクは最高です。

リネンは、少しながらありますがヘンプに比べるほどではありません。

 

特徴⑥サステナブル

「ヘンプ」は、とても地球環境に良い素材です。

だから、サステナブル素材として、注目されているのは、下記の通りになります。

◉農薬・化学肥料が不要 であり、ヘンプは害虫に強く、栽培時に農薬・化学肥料を使用する一切必要がありません。

◉成長が早い 100~120 日で3~4m 程に成長します。

ですので、雑草よりも早く成長するため除草剤を使う必要がありません。除草剤は、アメリカで、人間に害あることで問題になっています。

◉土壌が改良される

収穫後の土壌はふかふかなになり、土壌が改良されます。

日本では昔から、痩せた土地を改良するためにヘンプを植えてきました。

◉不良土でも育つ

年間降水量100~200ミリの土地でも栽培でき、ヘンプは少しの水で育ちます。

そのため、用途がなく放棄されてきた土地の有効活用にもなると、世界的に、ヘンプ栽培がおこなわれています。

◉あらゆる土地で栽培可能

冷帯から温帯、熱帯まで、痩せた土地から肥沃な土地まで幅広い土地で栽培ができます。

 

テキスタイルの特徴

ヘンプのテキスタイルは、リネンのように柔らかさがありません。

とてもハリ感のある、硬い生地ですが、使用しているうちに柔らかくなってきますので、

経年変化を楽しめるテキスタイルになります。

生地は、速乾性があり、生地の硬さがあるので、肌離れが良く、清涼感のある素材になります。

また、夏素材に向いているのは、紫外線カットもできるので、天然繊維とは思えないくらい機能が充実しています。

コロナ予防マスクでも、弊社は、マスク用生地として、抗菌性、消臭性も備わっています。

福田織物ヘンプ生地の紹介

 

HEMPの厚地織物  平織り (hemp100%)

しっかり経緯にHemp糸をがっちり打ち込んだ織物。

加工で、揉みこみしっかりやって柔らかさを出した生地です。

綿ヘンプサテン (Hemp70% Cotton30%)

超長綿の細番手を経糸を使用し、緯糸をHempをがっちり打ち込んだサテン生地。

コットンの柔らかさがあるためHempの硬さが弱く感じるので、洋服にはとても向いている。

定番アイテム

HEMPマスク

 

福田織物は、現在、ヘンプ素材をマスクで販売しています。

福田織物オンラインショップ

 

コートにも、秋冬でヘンプ素材をコートに使用している

写真は、ヘンプを起毛した冬素材である。

福田織物テキスタイル

 


福田織物は、自社で企画し、自社で生産、自社での販売を行っています。

人づくりは、モノづくりが原点になっています。

また、糸から、フエアトレードされた原料を行い、自社生産を行い、国内の染色工場に依頼しております。

買っていただくと、遠州産地の分業にお金が回りますし、国内の染色にもお金が回ります。

サステナビリティとは、(sustainability)とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味。

サステナビリティへの取り組みというとき、織物産地を持続すると意味で、取り組んでいます。

また、環境破壊のないような、織物生産をおこない、地球にやさしさを考えながら活動しています。

有限会社福田織物

 

 

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