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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

リネン織物の特徴 【リネン織物を織っている工場から】失敗しないリネン生地の選び方

2020.12.05

麻の産地と言えば、滋賀県になる。近江の麻が本場になる。

しかし、最近では、遠州織物地区で、リネン織物を沢山織れれるようになった。

ちょうど30年前になるが、弊社も、リネンを織ることになり、実績的には歴史が長いが、他の繊維に比べて、織り技術がもっとも難しい生地である。

基本的には、誰にも織れるが、リネンの糸は、想像以上に切れるので、織物工場の技術力が重要になる。

最近、弊社でも、麻リネン織物を、再開している。

技術の継承するためのも、色々な素材を織る事のチャレンジは、絶対必要だ。

リネンの説明に入る前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市、創業58年、織物業を行っています。

特に、綿織物を中心に天然繊維の織物を、企画、製造、販売を行って、現在は、コロナため海外販売を中止していますが、国内アパレル、デザイナーブランドに販売を行っています。

新しいチャレンジを行う会社なので、コットンテキスタイルのイノベーションを起こし、綿300/1超細番手織物製造販売、ピンタック織物、多重織物、BECCO(次世代コーデュロイ)など、新しい織物を開発してきた。

現在のテキスタイルを行いながら、現在なホットな情報を皆さんにお伝えようと思います。

一般的に載っている情報と異なることがありますが、経験を重視していますので、ご了承ください。


目次

・麻の種類

・リネンの歴史と栽培産地

・リネン織物の特徴

・麻の種類{麻は繊維の種類」

・失敗しないリネンの生地の選び方


・麻の種類

リネン(亜麻)・ラミー(苧麻)・HEMP(大麻)

まだ、他にも20種類以上もありますが、衣料で使用されている代表的な3種類の麻織物です。

リネンは、後で説明します。

ラミー(苧麻)は、本来は、アジアで生息しているもので、昔は、日本でも栽培か、雑草のような状態であったものでした。これを江戸中期頃までは、シルク、ラミーなどが、盛んに、織られていました。日本の気候に合った麻織物です。

特徴は、シルクのような光沢があるのが特徴であります。繊維のなかでは、硬い差材なので、現在では、あまり人気のない商品ですが、リネンよりも吸水性・発散性が高く、繊維の色は黄金色なのが特徴になります。太い糸で織ったものは、硬くなるので、洋服地には難しく、なるべく糸の細い糸を選ぶほど、生地の柔らかくなり洋服地には向いております。

選ぶには、やはり触ってみて判断になります。

HEMP(大麻)の特徴

大麻も、日本、本来の麻になります。第二次大戦後、GHQが、日本の大麻栽培を廃止しましたが、一部、国の許可で栽培されているところがありますが、基本的には、日本では栽培しておりません。

HEMP(大麻)は、吸水性、速乾性、抗菌性、消臭性もあります。また、UV性もあり、夏素材として、素晴らしい機能を持っております。

HEMPも同じく、糸が硬いので、HEMP生地を触ってから判断して購入がおすすめです。

   

HEMP素材を詳しく知りたければ、私のコラムをお読みいただければ幸いです。

http://fukudaorimono.jp/column/%e3%83%98%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%82%af%e3%81%ae%e7%89%b9%e5%be%b4/


◉リネンの歴史

一説によれば3万年前まで遡るとも言われています。リネンの発祥は紀元前8,000年頃といわれており、ティグリス川・ユーフラテス川が亜麻が生えていた、人類最古の繊維ともいわれるほど古くから使われてきました。

紀元前3500年頃には、エジプトの交易品としてリネンが登場します。

古代エジプトでは神事にも使用されており、ミイラを巻くために使われた布もリネンの生地です。エジプト以外には、古代ギリシャやローマ人たちの間でも上質なリネンは愛されていました。

また、リネン(linen)は糸や線を意味する「ライン(line)」や下着を指す「ランジェリー(lingerie)」といった言葉の語源でもあり、リネンが生活に密着したものであったかを知ることができます。

◉リネンの栽培産地

現在、世界のリネン生産高はヨーロッパが90%以上を占めています。その中でもフランスが約80%、次いでベルギーが約15%。そして大きく数量を減らしてオランダ、ポーランド、チェコと続きます。

良質なリネン生産地が集中している「フランダース(フランドル)地方」がります。フランス北部からベルギー西部、オランダ南部まで3つの国境を越えたこの一帯がフランドルになります。リネン栽培に適した涼しい気候と、川の流れる自然環境であります。こうしてみると、フランダース地方の風土で、「フランス産」「ベルギー産」と生産国名で分けてもリネンの特徴は同じなのです。

リネン製品の原産国表記に「中国」と書かれていることが多いのは、素材を最終的に製品化しているためです。濡らすと強度が増すリネンは、紡糸の最後に糸を湿らせる湿式紡績という方法で糸を紡ぎますが、その工場が中国が多いのです。

福田織物のおすすめはZignago Tessile社のフランスの紡績のものがとても品質が良いですが、とても高価になっていしまいます。

 

◉リネン織物の特徴

抜群の吸水性。 麻生地はコットン等の他の天然繊維と比べ、吸水力や発散性にとても優れた素材。

リネンは、やはり吸水性があり、綿とは違い、速乾性は、日本の暑くて湿気が多い国では、リネンが良い。

・速乾性/消臭性

速乾性があるからこそ、綿のように吸水した湿った生地が何時間もかかると雑菌が発生したりするが、リネンは乾きが早いため、雑菌の発生や、雑菌からの匂いを防いでくれている。

速乾性が良いことは、生地の乾きが早い。暑い夏、湿気のある日本には、最もふさわしい素材です。外に出る時間が多い場合は、お勧めです。

・丈夫で長持ち しっかりした繊維でできているリネンは、腰が強く耐久性にも優秀。

リネンは天然繊維の中で最も強靭な素材です。生地が破れる、裂けることはめったにない。麻繊維は、破れ、引き裂きには全般的に強い。

・汚れがついても落ちやすい

生地の縮みが欠点になるが、繊維質が強いのと、水分があると糸質が、更に強くなるのでハードな洗濯も耐えられる。

・使うほど肌に馴染み、経年変化を楽しむ

昔から、麻生地は、硬く丈夫なので、洗濯回数が増えるほど、リネンの繊維質がばらけてきて柔らかくなる。普段使いなら、10年以上は洋服として長く着れるし、経年するほど柔らかな生地になり楽しめる素材です。

・通気性がる

リネン織物は、糸と糸の密度が少ないので、通気性はとてもいい。そもそも速乾性が良いから、通気性の向上になる。

・麻の中では、柔らかい

麻の繊維質は、他の繊維質に比べて太くて硬い、しかし、リネンは比較的、麻のなかでは細いので、柔らかいのが特徴。

デメリット

・シワになりやすい

・硬い

・縮みやすい

このようなリネンのデメリットがあります。

 

◉失敗しないリネン生地の選び方

①反物購入をする方には、反端にタグが付いていますので、ここをしっかり確認してください。日本の加工工場の名前がついているもの。

②サンプルを必ず、購入して、1回洗うことお勧めします。

注意:通常の水温の水で洗ってください。水温を40度以上上げるとを、どんな生地でも色が抜けます。

調べること

・色が抜け

色が抜けた場合は、この生地の購入したところに、説明を聞いてください。本来は、染めた後には、ソーピングをして安全なものを販売するのが常識です。

多少は、水の濁りが出るもんあですが、完全の洗った水が色が変わった場合は、購入を避けましょう。

また、リネン生地が気に入ったもであれば、何度も洗えば大丈夫です。

・縮みを調べる

リネンは、基本的に縮みます。でも、縮み方が、あきらかに酷いのは、染色加工がしっかり行われていませんので、購入を控えた方が良いかもしれません。

③信頼できる購入先を決める

買ったところに、生地トラブルがあったら、ちゃんと説明のできる所で購入する方がいいです。

例えば、色が落ちで問い合わせしたら、ちゃんと説明できないと問題です。色落には、生地の特徴があり、リネンの染めかたにより、色落ちが大分違ってきます。

染料の件でも、加工の見せ方もありますので、購入先に、しっかり説明を聞くことをお勧めします。

  

色落ちのコラムを書いたものがありますので、是非、参考にしてください。http://fukudaorimono.jp/column/%e3%80%80%e7%b6%bf%e7%94%9f%e5%9c%b0%e3%81%ae%e7%b8%ae%e3%81%bf%e3%80%80%e8%89%b2%e8%90%bd%e3%81%a1%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%80%80%e7%b6%bf%e7%b9%94%e7%89%a9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%96/

初心者向けので、もっと詳しくと説明したいですが、リネンの特徴ですが、理解していただきましたでしょうか?

もっとテキスタイルの勉強をしたいと思いましたら、是非、福田織物のホームページを見たただければ幸いです。

http://fukudaorimono.jp/

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