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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

光透けるストールの始まり

2020.09.30

光透けるストールとは?

開発は2008年から開発してきました。2010年に光透けるストールができたわけです。もともとは、ストールが出来る数年前には、綿140/1~160/1単糸織物を織っていました。また、たくさんのアパレルに買っていただき実績はあったんです。

しかしストールは、アパレル生地とは違いBtoBビジネスモデルからBtoCモデル、製品をお客様に販売することでした。

テキスタイル販売で、この業界で先頭にたってきましたが、佐藤繊維、近藤ニットの若手経営者がファクトリーブランドを立ち上げて成功していました。上には上がいるんですね。

私より10歳下なのに、とにかくこの2人は私から見ると、先進性の考え方、行動力がありとてもカッコイイ。憧れの人です。

その2人のすばらしい活躍に感銘し、BtoCモデルストール事業をスタートしたわけです。

自分がストール事業のブランドを作るんだったら、どんなコンセプトしようか。と考えた結果、恥ずかしながら、

世界一の高級なコットンストールを作ることだったです。

 

車で例えるなら、メルセデスベンツのラグジャリーを意識しました。

スポーツカーのフェラリーとかポルシェではなく、スポーティではなく、メルセデスベンツの贅沢な質感とシルキータッチの走りです。

コットンなんだけどラグジュアリーな質感を徹底的に考えました。

では、ラグジュアリーなコットンストールにするには、どうすればいいでしょうか?

まずは、世界一の綺麗コットン探しです。。当然、世界の5%しかとれない超長綿なんですけど、そんなレベルではダメなんです。ようするに世界1%未満しかない、プレミアムの糸を探したんです。

ようやっと見つけたのが新疆綿なんです。今、中国が少数民族ウイグル人の弾圧問題になっている、ウィグル自治区の糸ですよ。

インドのスビン、エジブトのギザもあったけど、やはり、福田織物として新疆綿を選んだのは、本当に素晴らしいコットンだったんです。

これは、10年前のことですので、人権問題は出ていない時期でしたので、ご理解ください。2019年からは、新疆綿は購入していませんし、ウイグル人権が解決しないかぎり、今後は、新疆綿は購入予定はありません。現在は、2018年の購入した綿糸での販売になりますが、無くなり次第、スビン、又は、ギザコットンに変更していきます。

話を戻すことにする。

新疆綿を選んだ理由としは?(10年前のことです)

①しっとりした艶感が、今までに見たことがないほどのものだった。どちらからでいうとシルクの艶感に似ている。

②柔らかさは、スビンゴールドのほがあるような気がしたが、柔らかさと弾力的な柔らかさがあった。

当時、新疆綿を見て感じた。私、工場長の目利きがすべてだった。

この新疆綿で織ったらどんな風合いになるのかは想像もつかなかったのは、本音なのだ。

新疆綿の紡績に、福田織物のオリジナルの120/1S撚りの糸を作っていただきS撚りとZ撚りの糸を交互で織り込む、特殊な織り方をした。この織り方をしたからこそ、軽量で柔らかさ、膨らみ感をだせたと思っている。

この織り方こそ、西陣織の伝統的な縮緬織なのである。いまの若い人は、風呂敷を知らないかも。昔の風呂敷は絹の撚糸の織物で、凹凸感のあるテキスタイルだ。その伝統的な織製法を使用した。

2008年に、光透けるストールの織が始まった。プロトタイプができたことをいまも思い出しますが、光透けるストールの1号は、今まで触ったことがない感触、コットンなのにシルク並みの光沢感は、当時の私は、驚きと感動が一気にきました。もちろん、工場長がこの光透けるストールプロジェクトリーダーだったので私と同じように感動していました。当時、工場長が発した言葉は、「社長、この糸シルクと間違えていませんか」と言うほど、コットンの光沢感が、全く異次元なほど光っていたのでした。

はじめて織り上がった、超極細コットンストールは、シルクのような光沢感がり、滑らかさと柔らかさ、軽さ、染色の深さを追求したラグジュアリーなコットンストールができたのです。

このコットンストールを、光に透けるほど薄く、そこから、光が透けてくる光景は、私には官能的に感じ、今まで見たことがない、コットンストールだっんです。

できたときの感動は、今でも忘れません。

当時の私は、テキスタイルでは世界一のテキスタイルを作るということで、工場長、織職人と、いつも世界一の織物を作ることを話して夢を実現するため毎日の開発をおこなっていきました。織技術では、超細番手織物は、世界一になるまでに過去の技術的資料がないんです。毎日が手さぐりな状況で、トライ&エラーの繰り返し。私と、工場長で口論しながら開発したものです。工場長も超極細コットンストールが、できるまでとても辛かったと思います。本当に工場長には感謝しております。

超極細コットンストールが半完成でしたが、私たちはどんな未来がくるかということを、まだここでは予想していませんでした。

まだまだ苦難はつづきます。

次は。染色編を投稿します。

2020AW光る透けるストールコレクションの紹介とストールの巻き方をYouTubeで紹介しています。

是非、観てください

https://www.youtube.com/watch?v=BaHbwrqZ50M&feature=youtu.be