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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

大量廃棄社会 アパレル業界の不都合な事実 を読んで

2021.08.23

このままじゃだめだよな。

ここから、この本が始まります。

私達の便利の暮らしの裏側で起きている悲惨な出来事が知ってほしいのです。

今、国内アパレルで新品の服が、なんと1年間で10億枚廃棄されいると言われております。4枚に1枚の服が捨てられているのです。

なんで大量に捨てられいるのか?は、大量に生産されているからです。

少なく生産するのと、大量で生産するのとでは、どちらが安く作れるのか? 答えは、もちろん大量生産になります。

大量生産で作られた安い服を販売しているのが、ファストファッションであり、いつの間にか、安い服を着る文化をつくってしまいました。

ペリー黒船来航のように、日本にZARA、H&M、FOREVER21などが、進出し、国内のファッション市場を取っていきました

ファストファッションの強みは、ハイブランドの何十万円する洋服が、ファストファッションの出現で、ハイブランドの似た洋服が何千円という格安な洋服が、気軽に買えるようになりました。

そこから、日本のファッション業界は激変が起こり、専門店、百貨店などのアパレルの売り上げが、ファストファッションの売り上げに変わっていくことになり、国内の中間価格帯の業界は潰れていきました。

要するに、ハイブランドか、格安ブランドしか残らなくなってしまったんです。

日本では、格安ブランドでは、ユニクロやワークマン、しまむらなどが、売上を伸ばしています。

そのため、日本にある繊維関連の業界は、世界でもトップクラス技術を持ちながら、小さな工場だったため大量生産ができず、安く作ることができず、価格競争に負けて、織物産地縮小、縫製工場の倒産廃業が増えていきました。

日本のアパレル業界も、商社、コンバターを使い、海外で大量に製品を格安で作ることになりました。

そのため、海外から大量生産の製品が日本に入ってくることになりました。今は、中国をはじめバングラデッシュやベトナムが、最小ロット数千~受けると言われています。

一般の、洋服が興味が薄い人たちは、それでも質の良い物を安く買っている人達が、大量生産を後押ししていることに気づかないでいるのです。

しらずしらず、安く買う賢い消費者になるにつれて、地球環境破壊を手助けしたいるのです。

ファストファッションが来る前には、そこそこ高い価格の洋服を買っていた時代は、大量廃棄は無かったのです。

しかし、残念ながら大量生産して、国内年間10億枚廃棄したほうが、値段をさげてても儲からです。

原価率を15~30%にし、大量に作って大量に儲うかるから、大量に売れ残りしても大丈夫である仕組ができてしまった。

そして洋服の価格は、大量に作った洋服が売れ残ると、30~40%のセールをかける、消費者はセールの時期まで待つ、正規単価では売れなくなる、だから、さらに大量生産をして原価を下げることになる。

もう、安くなければ洋服は売れない時代になってしまった。

安く作らなければならい理由はここにある。

①需要が伸び悩む中で、秩序ない出展競争が繰り返されたり、不採算店舗がアパレルの収益性を圧迫するとともに、集客力の低下を招いている。オーバーストアの影響は、これまでの洋服販売の主要な販売ルートであった百貨店と量販店に顕著に表れている。商品の過剰供給により、シーズン商品でありながら正規の単価で売り切れなくなってしまった。

②コスト削減のためアパレル企業が商品企画をアウトソーシングすることで、他社が作っていない独自性のある商品でなく、無難な「流行なもの」に陥っている。

しかし、安くつくることで、大量生産、大量に安くるくるには、海外では,とんでもない問題が起こっている。

1枚のTシャツをつくるのに、大量な水が使われ環境破壊が起こっていること。知ってますか?

安い服を作る舞台の裏では、過酷な労働を強められている人がいる。知ってますか?」

海外で、洋服や生地を作られている生産者は、労働条件など、SDGsになっているのだろか?

中国、ベトナム、バングラデシュでの安い労働賃と規模の大きい工場、そして大量生産していくのである。

ここで、マテリアル・フットプリントでの思考で考えると、コストが安い商品を作れば作るほど、無駄に資源を大量に使われているのである。

 

まとめ

資源の再利用のほうが、今は、その方向にきているが、私の考えは、廃棄削減の方が、コストもかからず合理的に進めることができる。

だからといって国内生産が良いと言っているわけではない、廃棄を少なくすることを、世界的に考える必要性がある。

経済成長の側に余りにも傾きすぎて、大きな気候変動が起こっている。

このまま廃棄を続けていると、地球の平均気温は、2100年までには、なんと3.5度も上がるそうだ。

自然にも、社会にとっても「ウィンンウイン」での解決方法しかないのである。

また、この本は、日本の縫製現場で海外労働者の件も、書かれているので、一度、日本も本気で考えないと、大変なことになりそうである。

アパレル製品を安く作ることが、環境、労働、もしくは日本のファッションブランドの信用も落とす可能性がある。

我々は、早く事実を知るべきことが、この本には書かれている。

 

大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実 (光文社新書)

 

 

 

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