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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

激動の時代を大予測‼ 2021年の日本のテキスタイル産地はどうなる?

2020.12.26

こらから誰もが経験したことないような大変な時代になると思います。

コロナ感染が、12月に入ると、かなりヤバクなっなってきました。

2021年の日本のテキスタイル産地どうなる? を大予想していきます。


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

現在は、コロナで海外販売は苦戦していますが、ほそぼそですが、なんとか海外ビジネスが繫がっております。

国内では、直接アパレルに生地を販売しています。

綿織物の織物は、ほとんど、自社生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

もっともっと地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、 Youtubeで発信しております。


まずは、国内の織物産地は、元々は繊維産業が衰退しています。

2020年、新型コロナ発生から、12月までには、収まらず、国内感染者19万にも達しました。現在、医療破壊を目の前にきている深刻な深刻な状況になりました。

2020年は、ファッション産業は、相当厳しい状況でした。

レナウンの倒産、大手アパレルが、販売店の縮小、ブランド撤退など、今までにはない経営者は決断を行わなければならい状況でした。

織物産地、遠州産地も、厳しい状況になりました。

織物工場、染色工場のダメージは、ボクシングでいうとボディブローを受けている感じです。

新型コロナ感染は、国内だけではなく、欧米でも猛威をふるっており、世界経済は、ますます減速していくと思われる。

特に、ファション産業は、更に厳しい状況におかれていくことになる

今回は、織物産地の「2021年の日本のテキスタイル産地はどうなる?」を予測してみたいと思っている。

まずは、ファッションではなく、新型コロナ感染で日本で起こること予測しました。

①2021年~1月に感染爆発

②年末年始の移動自粛 GOTOトラベルを一時t停止

③感染ピークは2月

こらからが、新型コロナ感染は、始まりに過ぎない、こらから始まる、欧米と同じように感染爆発が起こる可能性がある。

Go Toトラベルキャンペーンは2020年12月28日から翌年1月11日まで全国一斉に一時停止されることが決まった。影響は1ヶ月で▲0.5兆円と言われているが、新型コロナ感染者が増えればGOTOキャンペーンは、一時的に売上が伸びる程度で、結局は、長いスパンでみると経済は緩やかに下がっていくことになる。

中国は、完全に新型コロナ対策に成功した結果、世界の一人勝ちができのは、新型コロナに対する国に方針がしっかりできたいたからだと思われる。

年明けから、新型コロナ感染拡大の第三ステージが起こると予測する。本番はこらからになる。

このように予測している理由は、3つあって

1)ワクチンが来ない

2)政府は、すぐに動かない

3)医療現場が疲弊している

現在、新型コロナワクチン「ファイザー」など開発がすすみ、ヨーロッパ連合の医薬品規制当局、ヨーロッパ医薬品庁は21日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、使用するための販売許可を出すよう勧告した。日本も製造販売承認した。

しかし、いつ日本に入ってくるのかが、大きな問題で、一般の人にはワクチンが届くのは、もっと先の方になると予想される。

2021年は、新型コロナ感染拡大からスタートすることになり、また、ワクチンのない状況で戦うことになりそうです。

緊急事態誓言のような形も起こる可能性があり、また経済が急速に冷え込んでいく可能性が大きくなっていく。


では、2021年 日本のテキスタイル産地はどうなる?

予測すると

①織物工場の廃業が、一気に進んでいくことになる。

②国内の生機生産量は、30%以上減ることになる。

③そのため国内サプライチャーンが、破壊していく。

④そのなかでも、染色工場の廃業、倒産も起こる可能性が高くなる。

⑤国内生地の高騰

では、順に解説していきます。

①織物工場の廃業が、一気に進んでいくことになる。

これは、2020年でも、12月の段階で、遠州産地でも、織物工場が廃業が進んでいる。確かなデーターはないが、私の知っている情報では、新型コロナの影響で5社ほど廃業されている。私の少ない情報量でも、この数字であるので、2020年では、もっと廃業は多いことは間違いない。

2020年12月の段階でも、本来ならいっぱい仕事があるべきところが、産元は、この時期でも、生産調整をやっているのが現実である。要するに、産元は、この時期でも仕事量がなく、織物工場を、どのようにして守っていくかを考えながら、仕事を出していることがわかる。地元密着の産元は、現在とても大変な状況であるが、この時期でも生産調整しているならば、いっそうなこと廃業を決断する織物工場は、2021年は増えていくことになる。遠州産地織物産地140社工場(2018年の統計)があるが、2021年で、織物工場が100社前後になるこ可能性もある。

②国内の生機生産量は、30%以上減ることになる。

遠州産地の織物台数は、1450台(2018年の統計)から1000台位になると、30%の生産減になる。

仕事量は、2021年は、新型コロナ感染拡大が止まらい限り、生産量は間違いなく減っていくことになる。

③そのため国内サプライチャーンが、破壊していく。

2020年では、遠州産地で、サイジング2社が廃業した。私自身も、守れなかった負い目はある。仕方がないではすまないのである。

サイジングとは、経糸部分に糊をつけることをいいます。 布を織るときに経糸は、緯糸だったり、筬で、 こすれたりすると、ダメージで経糸が切れてしまい製織することができません。そのため、糊(現在ではこれらに加えて、PVA(ポリビニルアルコール)、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂といった合成水溶性ポリマーや、天然素材由来でも化学的に処理をしたもの)を付けて織物を織れるようにすることです。

福田織物は、30年間、サイジングと共同研究開発をして、綿超極細綿織物を開発してきたが、2020年度、新型コロナ感染、景気の悪さで廃業が決定しまった。準備関係工場は、織物工場の減少から廃業が進んでいくし、また、遠州織物の伝統織物技術が、また失われていく。

自社だけが生き延びてはいけないのである。

④染色工場の廃業

産地織物工場は、2021年から100社以下になった場合考えられることは、遠州産地は、他県からの生機や輸入生機が使っていくことは間違いない。特に海外生機が主流になっていくことには間違いないだろう。

だが、本当に、輸入生機を染める価値があるのだろか? 海外で染めた生地を輸入して売った方が、圧倒的にコスパが良いし、日本製の生地とあまり変わりないはずである。

では、国内で染めて日本製で売りたいのだろか?

輸入生機を染める時代にはいることになると、情報社会であるためトレーサビリティとして、どこの糸で、どこの国で生機生産、染色はどこなのか、と分かってしまう時代が直ぐにくる。そうなると遠州産地織物の意味が問われることになる。

その時、遠州産地の染色工場は、安定供給できる産地の織物工場が無くなることで、大きなリスクになるだろう。

買うほうも、中国産の生地を安く買いたいし、わざわざ国内の高い加工賃をつかって染める意味があるのだろか?

結果的には、輸入生地で染めても、国内生機が無くなった場合は、染色工場廃業が一気に進む可能性が大きい。

⑤国内生地高騰

2020年の段階で、染料会社が廃業が決まったと知らせが入った。織物産地だけではなく、染料会社が廃業していく時代になっている。そして、染料が高騰し始めている。

来年から、染色工場から加工工賃の値上げが始まる予感がする。

現在、綿糸も、世界相場でも高騰しはじめている。

新型コロナ感染で、経済が止まっているのにも関わらず、値上がりしていくのも、おかしな話であるが、投機として、綿、ウール、シルクなど天然繊維は狙われやすいのが現実である。

織物産地が、衰退しているけど、この高騰は、織物産地破壊が、2021年からスタートする兆しになりそうだ。

 

【まとめ】

激動の時代を大予測‼ 2021年の日本のテキスタイル産地はどうなる?

◎織物産地が、一気に弱体化する

◎世界トップクラスの織物技術が無くなる

◎生地値があがる

日本繊維産地にも言える事だが、2021年は、ファッション産業での生き残りは、コロナ感染で、グローバルゼイションからローカルゼーションに向かっているときこそ、一度、日本製の生地を見直して、日本製の強みを再確認したほしい。

国内織物産地技術は、世界トップクラスであるこは間違いない。この織物、染色技術が無くならないうちに、国内アパレルは、絶対利用するべきである。このままいくと、いづれ中国ファッションブランドが、国内ブランドに変わっていくことになるし、中国ブランドは、したたかな戦略で日本マーケットを牛耳る時代が目の前に来ているのは確かだ。

有限会社福田織物

代表取締役社長

福田 靖

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