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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

綿織物の風合いとは?

2020.02.16

一般的に、シャトル織機で織られたものが、風合いが良いと言われているが、あまりにも中傷すぎてわからない。

風合いとは、何を求めているのか?

シャトル織機で織られた生地の特徴は、膨らみのある柔らかな生地と一般的には言われている。

しかし、私には、現実的に、説明になっていない。

生地の膨らみと柔らかさを、シャトル織機で語れないからだ。

私は、織物の風合いは、目的もって織るものだと思っている。

例えば、柔らかな膨らみある生地が欲しい。とお客さんから作ってほしいと依頼された場合は、

まず、糸の選択から入る。

柔らかな生地にあった糸選びだ。

   

 

綿糸は、短繊維綿、中繊維綿、長繊維綿、超長綿と、4つの綿の分類がある。綿糸の特徴は繊維の長さで、ほぼ特徴が決まるが、また、綿が取れる国で特徴がでる。少しの特徴だが、福田織物は、最優先に綿産地(国ごと)を区別して、綿織物を織る。

では、特徴を説明する。

短繊維綿とは、繊維長21mm以下、特にパキスタン、インド、オーストラリアなど、南アジア在来の綿です。和綿も短繊維綿になります。和綿で代表なのは、「ガラ紡」などがあります。比較的、この糸で織った生地は、洗えば相当縮みますし硬くなります。江戸中期から、日本では短繊維綿栽培されていました。

中繊維綿とは、繊維長は、21mm~28mmになります。この中繊維綿が、一般的に使用されて綿生地になっており、Tシャツ、デニム、タオルやシーツなど、幅広く使わられている綿糸になります。一般的には、通常カジュアル衣料でつかわらていますが、決して柔らかな生地にはならず、弾力ある固い生地に使用されています。タオルは、柔らかいですが、パイル織なので、比較対象外としてください。ブランドでは、ユニクロ、しまむら、ワークマンなど、安物ブランドは、ほぼこの中繊維綿を使用している。

超長綿とは、28mm~34mmになります。糸が細くなり柔らかくになりますので、高級シャッ地やジャケット地や、コート地になります。中繊維綿とは違い、生地は、固くから柔らかくなります。そして艶もでてきますので、綿カジュアルから、ドレス的になっていきます。上質なテキスタイルとして、生地値は高くなります。

超長綿とは、繊維長35mm以上になります。超長綿は、シルクを思わせる光沢感があり、柔らかさも綿織物とは思えないほど滑り感があります。超長綿は、最高級シャツ地などに使用され、世界で5%未満しか取れな貴重な綿になります。糸単価が高いので、綿生地は、相当高い物になります。

織物織機で、シャトル織機は、逆に、レピアで織る織物風合いはだせれません。細かなシボ感などを出すには、レピア織機の方が得意になります。また、エアージェットは、織物織機の構造状、比較的ペーパー風合いになります。織機によって、生地の膨らみや、シボ感、シワ感、柔らかさが相当変わります。

     

後は、染色加工でも、いろいろな染方があります。知識無い人には、シャトル織機で織れた生機を糊抜きした風合いが良いという人もいますが、厳密に言うと、綿には油分があり染色するときには、油分を抜くために精練を行いますが、油分を抜かないと、滑らかさと膨らみがあります。製品使用すると洗濯で必ず油分が抜けてきますので、経年すると自然に硬くなります。また、生成り加工は、生地の縮率や堅牢度が悪くるため製品としてはクレーム問題になる可能性はありますが、事前にお客様にお知らせすれば問題ないでしょう。オーガニックコットンは、ほとんどが糊抜きでだけでやっていますので、自然の油分を含んで柔らかく膨らみがありますが、これも、経年変化で初期のような柔らかい風合いから固い風合いに変わっていきます。

また、生地に油分を、しっかり抜かないと、吸水性がなくなります。一般的には、綿は、精練で油分を抜き、苛性ソーダで晒して染めるて、染色加工します。一般的には、フラットで固くスベッとした生地になりますが、加工方法を変えれば、柔らかく膨らみある染色方法もあるのです。染色方法も、いろいろありまして、染色加工は、勉強しないと上手く染まらな場合もあります。加工方法も書くと、莫大な書き込みしなければなりませんので、次のブログに書かせていただきます。

       

要するに、目的な風合いを作るならば、3つの条件が必要になる。

綿糸の分類

②織の機種設定

③加工方法

この条件を揃えながら福田織物は、相手先の要望に応えて風合いを作り込んでいくんです。本当に、この作業は大変で、相当の知識と経験が必要になります。世界で、評価されたテキスタイルでなく、世界のトップメゾンに売れるテキスタイルを作るには、糸の目利き、織技術、染色加工方法は、覚えなければなりません。福田織物は、遠州綿織物産地の発展と技術の継承が絶対必要になります。

正確なテキスタイル知識を伝えなければなりません。残念ながら、ベテランの織物工場からの声がありません。5年や10年程度働いている程度で、本当にテキスタイルを知っているんでしょうか?私は、40年経って、要約テキスタイル知識がついて、みなさんに発信できる自信がつきました。これからは、テキスタイル講座ブログを発信していきますので、よろしくお願いします。