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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

織物工場の生地販売こそが産地を救う 

2021.09.06

織物工場の生地販売こそが産地を救う

福田織物は、生地販売を行っています。

最近、特に染色加工の加工、織物製織のリードタイムが伸びてきています。

シーズンに入ると、受注量が増え、すぐにオーバースペックになり、納期遅れが出やすい状況になりました。

それだけ、産地の分業システムのひずみがでてきたからです。

弊社は、一年間の織物生産の、シーズンオフは、ほとんどありませんでしたが、今回のコロナで状況は大きく変わり、2020年6月には、織物工場から、織物の音が消えました。

いよいよ遠州産地は、目には見えませんが、大きな転換期を迎えたと思います。

 

弊社は、社員約10名足らずの小さな会社ですが、一生懸命頑張って、生地生産して、国内外に直接アパレルに生地販売をしています。

基本的には、家内工業ですので、生地企画、製造、直販しているので、他社の、賃加工織物よりは、ダメージは少なく、立ち直りも早かったと思います。

しかし、残念ながら賃織工場は、ここ数年、遠州産地、国内の織物産地は、受注量が減り、更に、2020年のコロナパンデミックで大きなダメージをうけ、産地存続危機に陥っています。

だからこそ、アパレルが繊維産地から生地を買ってほしいのです。

そのためには、織物工賃工場が、意識改革し、アパレルに生地販売をすることを勧めたいです。

では、織物工場の生地販売こそが産地を救う 織物産地の未来がわかる具体的に解説していきます。


目次

⑴自社だけ儲けず、産地に仕事を出して、産地の活性化させること

⑵デザイナーブランド、小さなアパレルに少ロット販売して応援できること

⑶遠州織物を沢山の人に使ってもらい、知っていただきたいこと。

⑷オープン価格 短納期

⑸サステナブルであること

まとめ


⑴自社だけ儲けず、産地に仕事を出して、産地の活性化させること

アパレルが、産元、問屋、商社から生地を購入しても、国内産地の生地が使われていない場合があります。

しかし、福田織物は、自社企画、自社+国内協力織物工場で製造していますが、弊社は、なるべく工賃織物工場に仕事を出す努力をしています。

弊社だけで、頑張ることもできますが、産地は、小さな織物工場が主流になり、オンリーワンの技術があり、お互いに助けあって、少しながらでも成長しています。

産地の織物メーカーに注文して頂ければ、国内の糸商を使いますし、準備関係の、荒巻、サイジング、経通し、染色加工も、産地、または、国内生産になります。

お金も、産地の中で回りますので、効果的に活性化に繋がります。

要望があれば、生地にたいしてトレーサビリティとして、原料、織物工場(弊社と国内の協力工場)染色工場の名前まで公表しますので、安心して国内生地を買っていただきたいです。

だからこそ、賃工場が、テキスタイルメーカー、自販をすることが、これからは、とても重要なことだと思います。

 

⑵デザイナーブランド、小さなアパレルに少ロット販売して応援できること

現在は、アパレル製品が。海外から98%が輸入されています。

しかし、海外での少ロット生産は限界がありますので、小さなブランドは、少ロット発注しかできなく、国内生産が、とても重要になります。

アパレルでも、デザイナーブランドでも、スタートアップは、資金もなく、数量も少ないはずです。ここの受け皿が、国内の繊維産地がカバーしています。

これから、新しい世代のデザイナーのスタートアップは、国内の繊維産地があってこそ、その後の未来があるのです。

日本のテキスタイルはは、海外でも高く評価されています。この中で、新世代のクリエターが生まれるのは、日本の高い技術のあるテキスタイルがあってこそだと思いませんか?

だからこそ、国内産地が無くなると、その後、日本のファッション業界は消滅していく可能性は十分あります。

安く単価で洋服を売ると所は、海外で作らなければなりませんが、クリエーション、個性的な洋服を作るには、産地とタッグを組む必要性があります。

お願いがあります。「産地を大事にしてください。」もう国内製品は2%しかないんですよ。

中には、安い生地を産地で探している人がいますが、海外で探した方が早いですよ。

決して、産地の工場は、儲かっていませんので、生地値を値切らないでほしいですね。

 

⑶遠州織物を沢山の人に使ってもらい、知っていただきたいこと。

最近、遠州の言葉で、たくさんの生地が売られていますが、できるだけ遠州産地で生産された生地を販売していきたいと願っている。

展示会でも、織物工場は、激減している。

シャトル織機で織っている綿織物、コーデュロイ、シアサッカーなど、綿生地は素晴らしいものがあります。

海外で一流なブランドも使用されています。

遠州織物の織物工場は、個性が強く、とても面白いテキスタイルを織っているので、注目してほしいですね。

現在、麻リネン織物生産は、遠州で織られています。

コロナ感染が収束しましたら、是非、遠州産地に来てください。

 

⑷オープン価格 短納期

最近、弊社は、ストック販売をおこなっております。

注文から約2ヶ月までに、生地納品を求められているが、遠州産地での分業がシュリンクしているため、あらゆるところからボトルネックが発生している。

ボトルネックで、困っているのは、経通しが少なくなってしまったからだ。

コロナ時期だから、織物数量が少なくなっているので、表面化してないが、経通しを筆頭に、かなり分業体制が怪しくなってきている。

今回は、弊社としても、年間生産を、早めに見込んで生産を行い、シーズンには納期を目指して、ストックを販売を枠を広げていくつもりだ。

また、染生地も販売を行い、オープン価格短納期で、販売を行っていく。

買う人が、メリットを、どれだけ出すか。資金的には、とても厳しいが、現在、進行中である。

 

⑸サステナブルであること

サステナブル素材は、たくさんでていますが、本当に意味でのサステナビリティとは?

「フードマイレージ」という言葉しってますか?

食品を運ぶ際に排出される二酸化炭素のことを言います。

私達の食は、たくさんのの二酸化炭素排出によって支えているのです。一方で、私達が携わっているファッション業界はどうでしょうか?

日本の衣料品の輸入浸透率は98%を超え。国産生産比率2%しかありません。輸入98%は、海外から運送に支えられているので、ファッション業界が環境に大きな負担をかけていることが、世界的に大きな問題になっております。

安い国でテキスタイルを作り、そして運送され、また違う国での縫製をし、海を渡って日本にアパレル製品が届きます。

アパレル製品は、安くできますが、素材を運ぶ船舶、車、飛行機などで運搬のときに排出される二酸化炭素は、地球環境を負担をかけているのです。

二酸化炭素は、気候変化を起こし、国内だけでなく世界でも、100年に1回と言われる大雨が降り大洪水が起こっている。気候危機は深まっている。

環境配慮型のテキスタイルに切りかえて、環境に負担をかけず、いかに国内でものづくりをすることが、本来のサステナブルではないでしょうか?

サステナブルの目的は、「持続可能な社会」を意味します。それは、地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていける社会のことです。

ファッション業界は、目的をあいまいにして、サステナブル商品ばかリを紹介していますが、国内産地の織物工場に仕事だせば、大量生産、大量廃棄などありえませんし、二酸化炭素排出問題も解決できます。

 

まとめ

是非、産地の織物工場が生地販売することが、これからの産地未来と思います。

この、コラムを読んで、共感してくれた織物工場さん、生地自販してください。

宜しくお願いします。