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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

織物織機 レピア織機とは? 遠州織物 織物工場が解説

2021.03.03

織物織機 レピア織機とは? 遠州織物 織物工場が解説

織物工場にはいれば、いきなり織機が目に飛び込んできますよね。

今回は、織物織機を解説しますが、福田織物が使用している織機を解説します。

それは、レピア織機です。

では、レピアとは、無杼(むひ)といって、緯糸を入れる装置が、シャトルなのが、ロット状やバンド状の先に

レピアヘッドが付いており、レピアが緯糸をつかんで緯入れする織機のことです。

レピアが織機の片側から杼口全幅にわたって貫通して緯入れする織機と,

杼口の両側からそれぞれレピアを挿入し,杼口の中央で片側のレピアから緯糸を受渡しして緯入れする織機がある。

今回、紹介するのは、両側からレピアが挿入する織機の解説します。

 


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

特に、綿織物を中心に天然繊維を研究し提案しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

テキスタイルデザイナーの育成、織物職人の育成を行い、遠州織物産地の持続活性化に務めています。

国内,海外アパレルに生地を直接販売しています。

綿織物の生機織物生産は、ほとんど、自社工場生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、Twitter Youtubeで発信しております。

織物産地の持続を願い、活動しています。


目次

織機(しょっき)とは

レピア織機の特徴

特徴:①シャットルではなく、ロット状のレピアで糸を挿入する。

特徴:②なんの糸でも挿入できる

特徴:③6丁(6色の糸を自由に糸変換が出来る)

特徴:④回転を落とすことができる

特徴:⑤レピアで織れるテキスタイル紹介

特徴:⑥レピア織機のメーカー


織機(しょっき)とは?

織物を作る機械の総称。機(はた)ともいう。

【原理】

(1)水平方向に並べられた多数の糸(経糸(たていと)という)を交互に,あるいは設計された順序で上と下とに移動させて2群の糸に分け,

(2)その間に別の糸(緯糸(よこいと)という)を直角方向に通し,

(3)この緯糸を前に挿入した緯糸と所定の間隔で並ぶように前進させる。(1)を開口,(2)を緯入れ,(3)を緯打ちといい,

この一連の運動を繰り返すことにより,所定の組織をもった織物を作ることができる。

 

レピア織機の特徴

 

今回、紹介するのは、津田駒R100C型レピアルーム 1982年~1985年に生産された名機である。

津田駒は、エアージェットルーム、ウォ―タージェットルームが圧倒的に人気があったが、

国産レピアルームでは、R100型が、遠州産地、播州産地など、先染め織物の強い産地が導入が多かったが、

この津田駒R100C型が、先染め織物以外に、なんでも織れることがわかり、一気に全国織物産地にレピアが導入されていった。

その後、海外のレピアルームが輸入されることになる。

特徴:①シャットルではなく、ロット状のレピアで糸を挿入する。

〇インサートレピアとは、糸を掴んで持っていくレピアヘッドである。

〇キャリアレピアヘッドとは、インサートレピアが織りの中央部分で糸を受けわたしするときにキャリアレピアが糸を引っかけて

持っていく。

  

特徴:②なんの糸でも挿入できる

糸は、基本的には、何でも織れますが、福田織物では、ウールの紡毛、ガラ紡、麻リネン、HEMP、ラミー、

綿でしたら綿5/1~300/1まで織っています。

また、スラブ糸、意匠糸、ネップ糸まで、調整次第では、何でも織れます。

ここは、織物工場の技術によりますが、福田織物では、ここまでの糸は織っています。

 

特徴:③6丁(6色の糸を自由に糸変換が出来る)

緯糸は、R100C型レピアルームでは6色まで可能です。

福田織物は、あまり先染めをしないので、綿糸の異番手や意匠糸を使用して使うことが多いです。

特徴:④回転を落とすことができる。

R100C型レピアルームは、最高回転がドビーの場合は、200回転ですが、福田織物では、170回転以下のスピードで織っています。

シャトル織機と、ほぼ同じ回転です。

とても、ゆっくりなスピードで織っています。

しかし、甘撚りや、スラブ糸、細い糸の場合は、80~120回転までスピードを落とすこと、生地を織ることは、

ゆっくりスピード織る事をでしかできない織物があるんです。

やはり、弱い糸を織る場合は、切れやすのです。

 

特徴:⑤レピアで織れる代表的なテキスタイル紹介

〇先染め格子柄

 

〇アートピケ

〇スラブや意匠糸を使用異番手使い

 

〇細い糸や、太い糸が得意(オールマイティ)

 

細い糸では、綿120/1や140/1の綿糸も織ります。

 

特徴:⑥レピア織機のメーカー

現在、津田駒R100型レピアルーム 200型レピアルーム 300型レピアルームの生産中止。

福田織物は、津田駒コレクターかもしれないが、100~300型まで持っている。

  

津田駒R100C型                津田駒R200型            津田駒R300型

特徴:棒レピア使用             特徴:棒レピア使用          特徴:バンドレピア

クランクで筬うち             カム筬うち               カム筬うち

その他には、過去には、トヨタ織機、石川ドレーパー、平岩などの織機メーカーがレピアルームを製造していたが、

現在では、日本のメーカーはレピアルームを製造販売を中止されている。

幻の超レアの名機である津田駒R100C型レピアルームは、貴重な織機である。

遠州産地でも、50台しかない、超レアな織機だ。

レピア織機でも、シャトル織機の膨らみある風合い生地も織れるのが特徴である。

ほとんどシャトル織機と同じ構造なので、とても扱いやすい織物機械で、もともとがスローな回転、

遠州のシャトル織機よりスローな回転で織っている。

現在、買えるレピア織機は、イタリアの「イテマ社」、ベルギーの「ピカノール社」、ドイツの「ドルニエ」くらになっている。

レピアでも、万能織機ではないのでるため、福田織物は、津田駒以外に、バーマテックスとピカノールを装置しているが、

織物によって、レピアを使い分けている。

YOUTUBEで、津田駒R100C型レピアルームの、織物機械の仕組み 、見れます。

 


福田織物は、自社で企画し、自社で生産、自社での販売を行っています。

人づくりは、モノづくりが原点になっています。

また、糸から、フエアトレードされた原料を行い、自社生産を行い、国内の染色工場に依頼しております。

買っていただくと、遠州産地の分業にお金が回りますし、国内の染色にもお金が回ります。

サステナビリティとは、(sustainability)とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味。

サステナビリティへの取り組みというとき、織物産地を持続すると意味で、取り組んでいます。

また、環境破壊のないような、織物生産をおこない、地球にやさしさを考えながら活動しています。

有限会社福田織物

 

 

 

 

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