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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

茶綿ってなに? オーガニックカラードコットンの解説 

2021.11.08

茶綿ってなに? オーガニックカラードコットンの解説をします。

 

サンフランシスコ在住の生物学者サリー・フォックスさんは、1985年、茶色い綿花に出会いがありました。

私財を投じ、自分で畑を耕し、繊維の長い綿花と交配し、茶綿の品種改良を始めました。

当時の茶色い綿花は、繊維が太くて短く機械で糸にできない代物だったので、誰にも価値を認めてもらえませんでした。

サリーさんのカラードコットンが作りが始まり、そしてオーガニックコットンを広めたパイオニアなのです。

茶綿は、タンニンによるもので、虫が付きにくくオーガニック栽培に向いていたそうです。

かしこまった紹介ではなく、福田織物が、大正紡績から、サリーフォックスさんのカラードコットン茶綿を購入して、自社工場で、織っています。

 

では、福田織物から、織って、使用するとどんな糸なのかを解説しいていきます。

その前に、大正紡績が、カラードコットン販売している、色は。茶綿と緑綿の2種類になります。

⑴柔らかい

カラードコットン(茶綿)、オーガニックコットンは、柔らかいです。

生成りで購入されると、綿はセルロースと呼ばれる物質が主成分で、表面には脂質の一種であるロウ(蝋)質でコーティングされています。

晒などをすると、ロウがなくなりますが、生成りの場合は、生機洗いでおこなわれるので、ロウが生地にコーテングされた状態ですので、とても柔らかい生地になります。

染を行うと、ロウは染色で妨げになるので、しっかり排除しますので、染のオーガニックコットンは、残念ながら、通常の生地と変わらないかもしれません。

⑵環境に良く、人にも優しい

コットン生産の現場は地球環境だけでなく、そこで働く人間にとっても過酷だ。

世界保健機関 (WHO) と、国際労働機関(ILO)は、世界で農薬による中毒が年間数百万件という規模で起こっており、年間2万~4万人もの死者を出しているとしているという。

綿は食べるものではないため、通常よりも農薬が多く使われているとおもわれます。そして、収穫の時期には人工的に葉や茎を早めに枯らして、

収穫時期をコントロールします。その時の薬品が、ベトナム戦争と同様に枯れ葉剤を散布しています。

だから、綿栽培している農家たちは、癌などの病気が圧倒的に多いそうです。

有機的な農法でコットンを作ることは、働く人たちの健康を取り戻すことができます。また生物的特性と健康なエコシステムを活性化させています。

品質の面でも、既存のコットンと同等以上なものができます。

オーガニックコットンを積極的に使用することは、生産者のためだけでなく、環境のためにもなるのだ。

⑶茶綿は染めなくても良い

カラードコットンは、染めないので、染色をしなくても良い。だから、染色のために、水を少なく済むし、染色のために、たくさんの高熱を使用する。

高熱は、石油、ガス、電気などを使用するため、CO2ガスは増ええるが、カラードコットン茶綿は、あまり水やエネルギーを減らすことができる。

 

【デメリット】がデメリットが2つあります。

⑴カラードコットンは、色が変わりやすい

カラードコットンで。自然界の色だから変色しない。と思われている方が多いと思いますが、残念ながら、色を染めていませんので

あくまでも、生成りですので、茶綿は、白くなる可能性があります。

また、緑綿は、茶色に色が向かっていきますが、それから白くなっていきますので、承知してください。

では、色が余り、変わらいようにするには、2つあります。

①茶綿の生地に、汗とか、ジュースなどが付着すると酸化して、色の変色がしやすいのです。

カラードコットンは、特に、食べ物汚れ、また、汗などは付着した場合は、すぐに洗濯したほうが、色あせを防ぐことができます。

②紫外線を避ける

洋服と使用しますので、外に出ていく場合は別として、なるべく、洗濯で干す場合は、陰干しなどしてください。

また、使用しない場合は、必ず紫外線に当たらないような場所などに保管してください。蛍光灯の光でも色変化する場合もありますので気を付けてください。

⑵生地が縮やすい

オーガニックコットンや、カラードコットンは、生成りですので、洗うと生地が縮みやすいです。

原因は、科学染色した生地は、薬品を使用して、生地をある程度縮めて止めます。

また、水温80℃以上の熱で処理をしますと、生地が縮まり安定させています。一般に使用する場合を考えて、縮率テストをおこない合格した生地出荷しています。

このようなやり方が常識ですが、茶綿織物は、基本的に染めないので、常温の水(洗剤も使用)での洗い加工になりますので、生地の縮率が安定しません。

ここが問題で、風合いを優先することで、生地が大変縮むことがありますが、洗濯で、生地を、数回洗うことで、かなり縮率が安定して生地が縮みにくくなります。

このやり方だと、手間はかかりますが、膨らみのある柔らかな茶綿生地になりますので、是非、生地洗いを行うことをお勧めします。

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