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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

遠州産地 【8~9月の状況】 受注状況?

2021.09.13

遠州産地 【8~9月の状況】 受注状況?

去年、4月から日本中に、新型コロナ感染拡大が起こり、8月には、静岡県遠州産地にも、緊急事態宣言が発令されている。

8月は、オリンピック、コロナデルタ株で、日本中は、バタバタであった。

1年半もたって、遠州産地は変わらず、元気がない。


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

特に、綿織物を中心に天然繊維を研究し提案しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

テキスタイルデザイナーの育成、織物職人の育成を行い、遠州織物産地の持続活性化に務めています。

国内,海外アパレルに生地を直接販売しています。

綿織物の生機織物生産は、ほとんど、自社工場生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、Twitter Youtubeで発信しております。

織物産地の持続を願い、活動しています。


目次

①平、ドビー綿織物

②ジャガード織物

③麻織物

④コール天(コーデュロイ)

⑤染色加工

 

遠州織物産地の8~9月の情報

※遠州織物産地は、掛川市、御前崎市、菊川市、袋井市、磐田市、浜松市、湖西市、7つの市で成り立っています。

※この予測は、あくまで織物工場へ、直接聞きこんだ情報なので、正式な情報ではないので、ご理解お願いします。

①平、ドビー綿織物

遠州の8月は、シーズンオフなので、仕事がなく、想定内であったた。

9月に入ると、綿織物の受注が、少しづつ増えてきた。

少しづつ、織機に経糸がかかり稼働始めてきたが、但し、少ロットが中心であるが、厳しさは例年と変わらい。

綿織物全体的に弱く感じられる。

 

②ジャガード織物

ジャガード織物工場は、8月から入り、先染めシャッが決まり始めてきた。

先染めシャッの受注量は、ワンマーク約5,000m、比較的、大きな受注量が決まってきているので、年内は、ジャガードレピア織機は埋まっている。

しかし、ジャガードシャトル織機は、受注が少なく空台が目立つ。

 

③麻織物

リネン織物は、全体的には、減少気味だが、大きな落ち込みはない。

工場によって、忙しいところと、暇のところがでているが、9月からシーズンにはいるため、麻織物は、コロナ渦でも、比較的安定受注が続いている。

いままでは、プレーンな組織が多かったが、ここ数か月は、綾リネン織物生産が活発である。

麻産元も、元気であるため、当分は、リネン織物は、遠州織物を引っ張ってくれる優良素材である。

 

④コール天(コーデュロイ)

コール天は、シーズンオフので、受注量は少なくなっているが、産元が、現在、見込生産を行っている。

専門の織物工場は、見込生産をしているが、一般の綿織物工場には、産元は、発注していない。

量産は、激減してますが、サンプルは発注は活発であるので、来期も期待が大きい。

 

⑤染色加工

8月~9月までは、染色加工は低迷している。

現在、織物工場が生産が始まったので、染色工場は、9月末から本格的な稼働になる。

しかし、綿織物は、現在、遠州産地の中で、一番厳しい状況なので、生機不足のため、10月以降の染色加工M数は、あまり期待できない感じがする。

海外から輸入された、安い生機が、染色加工場に、入ってくる予想される。

 

※9月~10月の受注予想  

①平・ドビー織物  予測:厳しい

春夏物で受注は増えていくことになるが、全体的には、受注量数は少ないと思われる。

たとえ、受注量が短期間で増えても、分業システムが機能しにくく、経通しなどが、ボトルネックになっており、遠州産地の、綿織物工場のフル稼働は難しく感じる。

 

②ジャガード織物  予測:普通

オーダーシャツ需要があるのか、わからないが、かなり受注は増えている感じである。

また、シャトルのジャガードの受注量は少なく、空台はあるが、多色レピアのジャガード織機は、受注量はいっぱいである。

 

③麻織物  予測:良い

8~9月までは、期待できないが、10月以降は、シーズインに入るので、楽観している。

 

④コール天(コーデュロイ) 予測:少し悪い

8~9月は、シーズンオフなので、受注量は少ないが、サンプル発注があるので、来期も期待している。

⑤染色加工 予測:悪い

9月以降、これから、春夏の受注が入ってくるが、あまり期待できにくい。


福田織物は、自社で企画し、自社で生産、自社での販売を行っています。

人づくりは、モノづくりが原点になっています。

また、糸から、フエアトレードされた原料を行い、自社生産を行い、国内の染色工場に依頼しております。

買っていただくと、遠州産地の分業にお金が回りますし、国内の染色にもお金が回ります。

サステナビリティとは、(sustainability)とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味。

サステナビリティへの取り組みというとき、織物産地を持続すると意味で、取り組んでいます。

また、環境破壊のないような、織物生産をおこない、地球にやさしさを考えながら活動しています。

有限会社福田織物