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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

遠州織物のテキスタイル 続編

2020.12.18

遠州織物のテキスタイルとは、

前回は、遠州織物の代表的な素材をテーマで紹介しましたが、まだまだ、ありますので、続編になります。

遠州織物の代表的な織物は、シャトル織機で織った、平織りがイメージされます。

まだまだ、遠州織物のテキスタイルは、国内生産シュアが高いモノが沢山あります。

デザイナー、アパレル企画のメンバーが、掛川市にある、弊社のショールームに着て頂くと、テキスタイルを見て、ほとんどの人が驚かれます。

展示会では、見られない、遠州織物伝統的テキスタイルが見られるからです。

前回、紹介できなかった、遠州織物のテキスタイル続編になります。


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。10名足らずの、町工場です。

10名の社員が、テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

現在は、コロナで海外販売は苦戦していますが、ほそぼそですが、なんとか海外ビジネスが繫がっております。

国内では、直接アパレルに生地を販売しています。

綿織物の織物は、ほとんど、自社生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

もっともっと地元の織物工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

後は、染色加工、整理加工などは、100%が外注でお願いしております。


目次

①ドビーストライプ

②カラミ織

③注染そめ

④ピンタック織

⑤多重織

遠州織物の伝統織物技術が継承しなければならないテキスタイルがあります。

今回の紹介で、使ってみたいと思いましたら是非、購入、宜しくお願いします。

①ドビーストライプ

遠州織物は、30年前までは、先染め綿織物産地として、西脇、新潟と、三大産地でしたが、徐々に遠州産地は、先染め産地としての機能が無くなりました。30年前以上は、糸染工場が、私が知っている限りでは、糸染工場が5社ありましたが、現在では、ゼロ、先染め専門仕上げ工場も無くなり、遠州産地は、先染め産地として後退しました。

私も、入社したころは、福田織物では、8割以上が、綿の先染めを織っていました。ドビーストライプが圧倒的に多かったです。

30年前は、遠州先染めの代表は、ドビーストライプや平ストライプが多く、たくさんのストライプデザインが豊富でした。先染めチェックは5分1程度かと思われます。

でも、遠州織物らしい先染めは、代表的なものは、ドビースタライプでしょう。

            

平織りに、綾のストライプ         地が平織り スタライプがドビー

②カラミ織

織り方のことで、2本の糸を捩った太い糸を経糸とするため粗い目が特徴の織物である。目が粗いため、通気性が良く、斜め方向の伸びがよい。

材質をかえることにより、吸水性を増したり、肌触りを大きく変えることができる。

〇絽

和装の生地に使われていたものが多いです。生地の2mm~10mm程度に生地に空間ができています。ストライプのような感じです。

一般的には、夏の洋服や、茶道・華道での着物や喪服等、フォーマルな場で着られるものは絽となります。

〇紗

生地全体がからみ織りになっていて透けた織物。

お坊さんが夏に召される法衣や、絽に紗を重ねて仕立てる紗袷(しゃあわせ)という贅沢で粋な着物にも使われています。

一般的には、タオル、蚊帳などに使用されています。

特徴

  • メッシュ系生地である
  • 生地自体が立体的(凸凹した生地)
  • 通気性が良い
  • 薄手
  • 透け感あり
  • 主に夏向け

現在、カラミ織している工場も少なくなっています。遠州織物貴重な技術になります。

 

③注染そめ

遠州産地は、東京、大阪に並ぶ、ゆかたの三大産地のひとつであります。ゆかたの本場浜松を支える伝統的な技術が、100年以上続く「注染そめ」です。

豊富な地下水と天竜川等の河川、遠州のからっ風などが、染物に適した環境があっため注染が発展してきました。また、紡績業で活気があった遠州には、東京や大阪から多くの職人が流入、関東で主流の「単色染め」、関西で主流の「多色染め」の両方が行われるようになりました。

日本独自の染色技術。特殊な糊で防染し、じゃばらに折り重ねられた生地の上から「やかん」で染料を注ぎ入れ、模様部分を染め上げます。裏表なく染め上がるのが特徴で、ぼかしのある独特の風合いと立体感を兼ね備えた染色生地が生み出されます。使い込むほどに、色落ちややわらかさの変化を楽しめるのも特徴です。

   

④ピンタック織

ピンタック織は、最近の織り方になります。2重織組織を利用してタックと平織りの2重構造になります。

福田織物も、遠州織物の代表的というよりも、遠州織物の先輩の職人が開発したきたものであり、福田織物は、その技術を継承して、ピンタック織をアップデートしてきました。

見た目は、薄い生地なんですけど、糸量は、タック部分がありますので、生地単価は高価になってしまいます。

   

平織りとピンタック         オールピンタック織

⑤多重織

遠州織物は40年前位から、2重織織物が生産されてきました。現在では、6重織まで織らている工場もあるそうです。

素晴らし工場だと思います。

福田織物は、マックス5重織まで織りました。相当難易度の高い織物でした。

現在では、遠州産地以外でも、蒲郡でも、凄い織物工場もありますので、遠州のメインの生地にはなりませんが、今でも、遠州産地では、多重織が織られています。

             

綿5重織 中が3重ガーゼ 表裏がギャバ        表ポリエステル100% 裏綿100%の平2重織

まとめ

私が知っている織物を書き込んでいますので、まだ、遠州木綿などもありますが、余り知識がないので、今回は書きませんでした。

 

また、遠州織物のテキスタイルに興味がありましたらご連絡ください。

 

有限会社福田織物

静岡県掛川市浜川新田771

TEL:0537-72-2517