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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

遠州織物のテキスタイル 

2020.12.15

遠州織物のテキスタイルとは、

今回は、遠州織物の代表的な素材をテーマにします。

遠州織物の代表的な織物は、シャトル織機で織った、平織りがイメージされます。

まだまだ、遠州織物のテキスタイルは、国内生産シュアが高いモノが沢山あります。

デザイナー、アパレル企画のメンバーが、掛川市にある、弊社のショールームに着て頂くと、テキスタイルを見て、ほとんどの人が驚かれます。

展示会では、見られない、遠州織物伝統的テキスタイルが見られるからです。

今回、私の知る限りの遠州テキスタイルを紹介します。


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。10名足らずの、町工場です。

10名の社員が、テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

現在は、コロナで海外販売は苦戦していますが、ほそぼそですが、なんとか海外ビジネスが繫がっております。

国内では、直接アパレルに生地を販売しています。

綿織物の織物は、ほとんど、自社生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

もっともっと地元の織物工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

後は、染色加工、整理加工などは、100%が外注でお願いしております。


その経験を基に、今回、遠州織物のテキスタイルを紹介していきます。

遠州織物の代表的な織物

目次

①別珍

②コール天

③シャトル織物で織った平織り

④シアサッカー

⑤芯入りピケ


①別珍

別珍とは、ベルベットではありません。似ていますが作り方工程がベルベットとは、外見は瓜二つですが、製造工程が、全く違います。

もちろん手触り感、生地の硬さが違い、例えば、ベルベットは柔らかさがありますが、別珍は、ベルベット比べて、コシがあり硬たさのある素材です。

用途としては、レディスが、ベルベットになり、メンズは、別珍を好んで使用されています。

外見は、光沢のあるパイル織物で、織物組織は似ています。

別珍は、国内シュア100%、遠州産地で織られて販売されています。

また、別珍は、遠州産地で、独特製法で開発されたものであり、世界でも、遠州産地しか別珍はないのです。

とても、珍しいテキスタイルです。

でも、10年後には、別珍生産ができなくなる可能性がある。

別珍の生地パイルをカットする工場の職人が高齢者になっているからです。

今後は、とても貴重な織物になっていきます。

生地特徴

◎光沢感がる

◎ベルベットとよりハリ感、肉厚感がる。

◎資材向けで、大半は使用されている。

◎綿100% 生地巾110cm

②コール天

コール天は、国内生産の95%以上が、遠州産地で織られています。コール天は、コーデュロイと同じですが、これも遠州産は、作り方が違います。

遠州産のコールテンの違いは、他のコラムでも紹介しています。下をクリックすると「コーデュロイとコール天の違い」がありますので、是非見て下さい。http://fukudaorimono.jp/column/%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%87%e3%83%a5%e3%83%ad%e3%82%a4%e3%81%a8%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%ab%e5%a4%a9%e3%81%ae%e9%81%95%e3%81%84/

現在は、ほとんどが、海外から安いコーデュロイが入ってきていますので、遠州産地でのコーディロイの生産が減る続けています。

しかし、コール天ファンも多く、柔らかなタッチは遠州モノだと感じていただいているファンも多いです。

生地特徴

◎柔らかさと膨らみ感は、海外ものには、負けないと思っています。

◎デザインクリエーションされてたコーデュロイが沢山あります。

◎綿100% 生地巾110cm~135cm

 

③シャトル織機で織った綿平織り、ドビー織

世界でも、基調になってきたシャトル織機は、遠州織物の60%以上の織物工場が、今でもシャトル織機で織られていいます。

遠州と言えば、シャトル織機のビンテージ風の平織りが、高い人気があります。

シャトル織機で織れれる生地は、貴重になりつつありますが、遠州では、若い後継者が、育っておりますので安心しています。

特徴

◎セルビッチとして、高い人気があります。

◎シャトルならばの風合いが特徴にななります。

◎綿100% 生地巾110cm

 

④シアサッカー

シアサッカーの本物と、加工で作ったモノがあります。今回は、織物機械で作ったクラシックなシアサッカー(本物)を紹介します。

遠州織物の伝統技術と言えば、2重ビームです。

2重ビームとは、本来は織物織機の後ろに何千本の糸を巻いてある、円柱なものがビームと言います。

本来は、織物ビーム1本で織る事が常識ですが、「シアサッカー」を織る場合は、2本のビームが必要になります。

2つのビームで、経糸の張力を調整してます。

シワ出ているところを、限界に緩まして、生地が平らの所は、経糸を張ると、「シアサッカー」が、できあがるんです。

現在は、弊社は、レピア織機改造してカスタマ織機にしておますので、「シアサッカー」を織っています。

生地特徴

◎生地はシャツ地として使われます。

◎肌離れが良いので、夏素材として向いています。

◎綿100% 生地巾112cm

⑤芯入りピケ

これも、遠州織物の伝統技術の2重ビームで織るテキスタイルです。

通常のテキスタイルのピケは小さな山がある凹凸感のあるストライプ柄です。

芯入りピケは、通常のピケを数倍に大きくし、通常のピケより凹凸感が大きく、コーデュロイに似た織物です。

昔は、コーデュロイが高価だったため、安くつくるために開発されてと聞いたことがありますが、

40年前以上は、コーデユロイブームの時は、夏物として、芯入りピケが売れたそうです。

生地特徴

◎凹凸感があるストライプの綿生地

◎パンツ、ジャケットに向いている

◎綿100% 生地巾110cm

 

まだまだ遠州織物のテキスタイルを紹介しきれまさませんが、また、遠州織物の代表的なテキスタイルを紹介していきます。

生地の問い合わは、

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