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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

麻綿とは? 綿麻との違いとは?  テキスタイルデザイナーが解説

2021.08.19

綿麻素材とは、綿素材をベースにの入り混じった繊維素材のことを指します。 麻は、発色が良く通気性が良く、綿は保温性の高い素材です。

綿麻素材は、綿だけの素材よりももっと通気性が良くなります。

このように、綿麻素材が説明されていますが、本当にそうでしょか?

産地で織物製造、企画、販売を行っている私が、綿麻ではなく、麻綿素材の解説をしていきます。

 


その前に、弊社の紹介をさせていただきます。

静岡県掛川市で織物工場を経営しています。

特に、綿織物を中心に天然繊維を研究し提案しています。

テキスタイルを企画・製造・販売を行っています。

テキスタイルデザイナーの育成、織物職人の育成を行い、遠州織物産地の持続活性化に務めています。

国内,海外アパレルに生地を直接販売しています。

綿織物の生機織物生産は、ほとんど、自社工場生産90% 残りの10%は、産地内の織物工場に、協力していて頂いており、

地元の織物工場、染色工場に仕事をまわせるように、日々努力しています。

現役である、遠州織物の職人であり、経営者として、テキスタイル講座、産地情報、テキスタイル紹介などを、コラム、Twitter Youtubeで発信しております。

織物産地の持続を願い、活動しています。

綿麻素材の問題、そして、麻綿の素材の機能の凄さを解説せていただきます。


目次

⑴綿麻は、本当に麻の機能が発揮できているの?

⑵麻綿素材とは?

⑶麻綿の特徴

⑷おしゃれ着として


⑴綿麻は、本当に麻の機能が発揮できているの?

前文にも、綿麻は、麻の機能があるのか?

私は、綿が70%、麻30%程度では、綿の保水性が強く、麻の特徴である乾きも、さほど早くないと感じています。

綿は保水性が強く、相反する麻は、速乾性が強いのですが、綿麻の場合は、綿の70%がしめているので、保水性が強く、速乾性は失っていると感じます。

また、紡績された綿麻糸は、綿を原料ベースに、リネン、または、ラミー原料を投入されているのですが、綿の紡績で作られると、混紡糸(こんぼうし)といい、

とても柔らかな綿麻に糸になり。

一般で、売られている綿麻洋服は、綿紡績が紡いだ、綿麻混紡糸になります。

真夏では、汗をかきやすくなりますが、綿麻は柔らかいため汗による肌と生地の張りつきは、皮膚に暑さを倍増させてしまいます。

また、速乾性が弱いので、私の個人的偏見になりますが、綿麻は、夏向きの商品なのか疑問を感じています。

夏素材は、硬い生地ほど速乾性が良く、気心地でも、清涼感もあります。

 

⑵麻綿素材とは?

では、麻綿とは、どちらかで言うと、綿糸とリネン糸を複合差材になり、リネン、ラミーが綿より多く含んでいるものを言います。

では、複合素材とは、綿糸と麻糸を、経糸、横色を、全く異なる糸を織った素材になります。

例えば、麻綿は、経糸に綿で、緯糸にはリネンを織った生地になります。

そのような織方した生地が、麻綿の複合素材と言われます。

 

⑶麻綿の特徴

麻綿の特徴は、3つあります。

①乾きが早い、速乾性がある

リネンが60%以上あると、綿の保湿性は、かなり軽減されリネンの速乾性が強くなりますので、綿、綿麻素材よりも、はるかに乾きの良い素材になります。

②匂いを防ぐ

自分の汗で雑菌が増えますが、リネンの力で乾きが早いので、匂いも多少ですが防ぐことができます。

綿の場合は、汗が綿生地に吸収され長い時間、綿の中にいるため、汗が雑菌に変わっていき異臭がでてきます。

特に中年男子は、御存じだと思いますが、麻の力を借りると、多少は、おやじ臭は軽減できます。

③リネン素材より柔らかいので気心地が快適になります。

綿は、確かに最強な柔らかさと肌にしっくる天然素材になりますが、リネン素材に、少しだけ綿を入れるだけで、柔らかさとしなやかがでてきます。

麻綿は、快適機能と気心地を追求した素材になります。

綿麻とは、全く違う機能を持って素材ですので、生地購入の時はしっかり混率は確認してください。

 

⑷おしゃれ着として

コットンが少し入るだけで、シワの出方が少なくなります。

リネンは、どうしても硬い生地なので、シワがつきやすく、シワになって回復しません。

しかし、麻綿の場合は、シワが回復時間がかかりますが、徐々にフラットに回復していきます。

また、少し柔らかさが加わることで、麻の重みでドレープ感が出てきます。

カジュアルからエレガント、幅広い使用できる素材になっております。

まとめ

綿麻は、混紡糸が多く、綿70% 麻30%の生地が多く、生地値は、とても手軽な価格になるが、麻感覚がなく、麻の特質作用の効果があまりない。

麻綿は、複合素材が多く、綿糸と麻糸を織り込んだ素材であるため、風合いはリネン100%に近く、風合いは綿麻とは違い、硬いが、そこそこの柔らかさがある。

生地は、リネンタッチであり、リネンの特性の速乾性が良く、ある程度だが保湿もあるので、夏のアウトドアからクーラーの効いたインドアに入ると生地の乾きは最高である。

 

 

 

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