過去にない生地値上げ 綿織物単価高騰どこまで続くのか?
2022.04.05
3月になると、織物産地での加工場に値上がりラッシュが始まった。
原因は原油価格の高騰や、その影響による製造コスト・輸送コストの上昇などにより、食品メーカー各社が相次いで値上げを発した結果です。
具体的にどのような線関連がどの程度値上げされたのか、2022年1~3月に値上げとなった主な加工賃を紹介します。
繊維だけではなく、私の好きな、山崎パンなど、2022年1月1日出荷分から食パンを平均9%、菓子パンを平均6.8%値上げ。
フジパンも同日出荷分から食パンを平均9.7%、バターロールなどの食卓を平均8%、菓子パン・総菜パンを平均6.8%値上げしています。
また、石油相場は、ロシアのウクライナ軍事侵攻をきっかけに原油の先物価格が高騰する中、ガソリンや軽油など、暮らしや産業に欠かせない燃料が値上がりしています。
レギュラーガソリンの小売価格は、静岡県の平均で175.6円と、先週から更に値上がりしました。
このような値上がりは、我々の線産業も、経験したことがないほど激しいに値上がりに遭遇しております。
「過去にない生地値上げ 綿織物高騰懸念どこまで続くのか?」
いよいよ本格的な値上がり、
まずは、代表的な綿織物の値上げです。
目次
綿花相場の高値
光熱費の高騰によるもの
まとめ
綿花相場の高値
綿糸は、ちょうど2年前から綿かの値上げが現在でも続いております。
ニューヨーク先物綿花取引では、ポンド140セントで値上がっています。
はっきり言って、信じられない価格値になりました。
インドでは、ニューヨークの先物綿花取引より綿が高値で売買されている情報も入っていました。
オーガニックコットンは信じられない単価になりましたので、4月からのテキスタイル展示会では早めに購入することをお勧めします。
下がる可能性はない。
農産物は、2022年はかなりの値段がアップしていくことが予測されています。
2021年から綿糸は半年に1回くらいのペースで値上がしており、1年間で2回の値上がりがありました。
今年も2022年になると、また新価格になりました。
光熱費の高騰によるもの
光熱費の代表的なエネルギーは、石油、ガスです。

アパレルに去年、生地値を提案しましたが、糸値が若干の上がり方だったら、据え置きした生地価格でいこうと思っていましたが
すべての単価が上がりましたので、ほとんど時間が単価見直しで終わっています。
まだ、国内運送費が上がっていませんが、近いうちには、必ず大幅の長りが起こると思います。
また、ウクライナ戦争は石油価格を暴騰させるなどエネルギー市場と世界経済に莫大な影響を与えつつあります。
世界規模で、コロナ感染、戦争などが起こり問題解決できない。このような未来は予測不能になっております。
生地値は、2022年末までも、まだまだ生地単価は上がります。
世界の平和が早く戻ってほしい。と願っています。