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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

【backyard column10】新しい生地企画がはじまりました 

2020.07.09

  1. 本日もお疲れ様でした。

バックヤードの山本です。

今回で10回目となったバックヤードコラム、

いつも見てくださりありがとうございます。

 

先週から社長と打ち合わせをし、

新しく生地企画がはじまりました。

私としては2回目の生地企画で、今回も覚えることは

沢山で緊張感もありますが、楽しんで取り掛かっています。

 

これから企画して発表していく生地なので

あまり詳しくは書けませんが、

今回も先染めの企画です。

糸の染めもこだわるので、本日は染色屋さんにも

作りたいイメージを電話でご相談しました。

手探りで自分ならではの生地企画の流れを覚えていくため

ほぼ毎日社長と工場長に相談、打ち合わせの

時間をいただきながら進めていくことになります。

 

以前のコラムでも書きましたが、

染色や加工までのフィニッシュを想像し

織技術を駆使したプレーンな生地を

つくることこそが、一番難しく

これこそ圧倒的な経験と知識、技術を必要とする

生地企画だと日々実感しています。

私がそこまでたどり着くにはあと数十年の

経験が必要では、、、と感じているのですが

ありがたいことに、社長からは

(まずはこの一年、先染めのデザインを優先で

考えろ)と

言っていただけたので、私は主に先染めの

企画に集中していくこととなりました。

生地の最重要である要素の風合いを目的とした糸や番手のセレクト、密度などの企画を

社長や工場長から惜しみなく教えてもらえる

環境で先染めのデザインに集中できることは

かなり贅沢な環境だ、と思っています。笑

気を引き締めて、先染めデザインに集中していきたいと思います。

 

昨年の秋くらいに、工場長にテキスタイルのデザインシステムを教えてもらい、

少しずつ使えるようになってきたので

先染め企画は主にデザインシステムを使って進行しています。

(↑糸本数の設定を決めたり、)

(↓組織図・紋栓図の作成など)

(↓色も、実際の生地や糸から読み取ったり

パントーン一覧などイメージに近い色が可能)

 

これがほんとーにとっても!素晴らしいシステムで、

わたしは大好きです。笑

 

どこが好きかというと、

こんな感じかなあ、という

頭の中のイメージを、精度の高いシュミレーションとして

具体化できるところです。

 

会社なので、いくら頭の中にイメージがあっても

それを具体的に伝えられないと先へ進まないと思うのですが、

やはりまだ自分の経験・知識量では、具体的に

進行していくまでに

普通だったらものすごく時間がかかるし、

デザイン画を書き起こすにも、膨大な時間がかかるのと

そのイメージの中にテクスチャーという要素を

含んでいたとしたら、表現するのも難しい。。。。

(自分は特に、そのテクスチャー的な要素を

先にイメージしてしまう癖があるのと、絵を

書き起こすのが得意ではないため

特に苦手かもしれません)

 

でも、デザインシステムを使いこなせれば

完全ではないですが、紙ベースで

生地になった時のシュミレーションを

作成できるようになります。

(↓こんな風に。左が先に作成した紙ベースのシュミレーション。右が生地(配色違い)  )

なので私にとっては、デザインシステムは

イメージを具体化するためにとても必要なシステムと

ヒシヒシと感じています。

もちろん、デザインシステムだけで完結したら

それは面白くなく、それをもとに

実際に織り出す瞬間が最重要で、

一番楽しみなところでもあります。

なので、織物現場とデザインシステムが

同時にあるこの環境だからこそ、

デザインシステムのシュミレーションに甘えずに

上手に使っていきたいなと思っています。

 

 

ドビー織りを学んでいた学生の頃、

織物のデザイン(特にドビー)は、具体化するのが難しいよなあ、、

と感じていました。プリントなどと違い、

絵柄を考えることとはまた少し違うため、

実際に織り出す前のデザイン画、というものを

提出するのが難しかったのです。(諦めて提出しなかった)

そのため学生の頃はもっぱら

卓上の手織り織機で小さいサンプルを

実際に織りながら色々試して製作するものを決めていく、

という手法が主流だったのですが

この手法が、社会に出て会社や織物の現場では

通用しないやり方だろうなということは

感じていました。

 

なので、漠然と、

自分は、織物の現場で織物のデザインをやるには

どうしたら良いんだろう?

と思いながら入社したのですが

織物企画に特化した人たちが社内にいて、

デザインシステムという画期的なものが設備されており、

実際に織物を織る現場がある という

この今の環境はとても面白くて、

飛び込んで良かったなあと感じます。

 

ということで、しばらくは他の業務に加えて

生地企画に集中していきます。

週末はまた色々資料をひっぱりだして

もんもんと新しいデザインを考えようと思います。

 

そして!オンラインストアも、今週から小出しで

新着生地を掲載しているので、そちらもまた

次回のコラムでお知らせさせてください◎

インスタグラムのアカウント@fukudaorimono_backyard

↑こちらでは毎日、製造現場の様子やオンタイムで色々お知らせしていますのでぜひフォローしていただけたら嬉しいです。

 

 

それでは、一日早いですが今週もお疲れ様でした。

良い週末をお過ごしください。

 

山本

 

 

 

 

#福田織物#テキスタイルデザイン

#デザインシステム#テキスタイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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