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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

【backyard column18】生地企画、奮闘中です…テキスタイルデザイン日記

2020.08.06

こんばんは

バックヤードの山本です。

 

梅雨が明けた瞬間、ものすごく暑くなりましたね!

少し外にでただけでジリジリと暑く…!

梅雨明けを待ち望んではいましたが、少し面食らっています…

 

今週はお盆前に進行しておきたい仕事をいくつか終えました。

先日のコラム、

【backyard column10 新しい生地企画が始まりました

でも書いた、現在進行している先染め企画で使用する糸の

染色前の準備も整い、先日出荷しました。

お盆明けから月末にかけて染めを進行してもらいます。

今回はまず染め工場さんに糸を晒してもらい、

そのあと絣染めの工場で染めを行ってもらうため

染めやすい状態のレシピで晒してもらいました。

 

届いた糸たち。晒の状態でもきれい。

今回初めて糸染めなど、指定書作成から

工場長に教えていただきながら進行しているので

ただ出荷するだけでも、書き方や数字に間違いがないか不安で…

何度も確認、見直しながら進めています。

染まってくるのが楽しみですね。

 

↑基本的にデザインシステムでシュミレーションしたら

写真のようにA4サイズに実寸でプリントアウトして

紙ベースで確認しています。これを基に

社長や工場長に相談をすることが多いです。

そして、本日デザインシステムで新しい先染め縞割をシュミレーションするために作業。

その前に、まず、確定した生地企画でデザイン再確認。したところ

ここで大きな勘違い、というか考えの甘さに気づく…

 

 

実は一番最初のデザイン案作成段階では、

とりあえず先染めイメージをシュミレートするために、

とあるアーカイブ生地の規格(密度など)

を使って先染めの配置を考えていったのですが、

正式に進行するデザイン確認MTGで、

生地そのものの規格は、先日の緯ボーダーと同じ生地の規格にすることになりました。

 

今回は絣糸と晒の掛け合わせでできる

白地のバランスにこだわった企画だったのですが

本日デザインシステムで新しい先染めを考える前に

決定した内容でシュミレーションを再確認してみたところ、

配置のバランスが全体的に変わっていることに気づきました。

企画中の生地なので、写真が載せられないですが

分かりやすく状態を例えると、

太めのストライプ柄だったものが、細めのストライプ柄になった!

というような状態です。

 

 

(なんと!!これはデザインシステムの故障?!)

とか最初はデザインシステムを疑ってしまいました。完全に濡れ衣です。ごめんなさい

選択データを間違えたかな?とも思い、

色々試してみたり…

 

 

理由は、生地の規格を緯ボーダーの規格にするのであれば

密度(インチ間の糸本数)が一番最初にシュミレーションしたものと、変わるから

おのずと実寸の幅など、バランスが全体的に変わるのです。

ちゃんと、落ち着いて考えれば、当たり前のこと、初歩的なことです…

以前のコラムなどで

(織物の企画は計算が全てと日々実感しています)

みたいな事を偉そうに色々と書いてましたが、

その計算の大事さ、慎重さの認識がまだまだ完全に甘かった……

と思い猛烈に反省しています。

 

いまは最初のデザイン案の縞割を定規ではかり、

その数字に今回進行する生地規格のインチ間の

本数を当てはめ、再度縞割を書き直しています。

 

今回は気付いてよかったですが、

これ、もし整経まで進行していたら引き返せない、

ましてやお客様とのお仕事だったら許されないことです。

指定書作成や染色工場依頼など、

初めてやることに気を取られて重要な部分を

見落としていました。

また、画面上→紙ベースで、シュミレーションできてしまう

という画期的なシステムへの依存と甘えがでたな、とも思いました。

以前、社長から(昔は、先染めやドビー組織の織物企画は、画期的なシステムなどはなかったから、頭をフル回転させて手書きの設計、とても時間のかかるものだった)

というお話を聞いたのですが、それを思い出しました。

デザインシステムはあくまで設計したものを確認する高度なシュミレーション、

設計は頭をフル回転させてつくるもの、と

今一度自分に言い聞かせなければ、と思います。

今後より気を引き締めて

織物企画と設計を覚えていかなければと思いました。

本日のコラムは今後の自分が同じミスをしないように

自分で自分に喝を入れる意味をこめて!書きました。

 

9月頭には絣染めの糸が染め上がってきます。

前回は緯糸のみ先染め使用の企画でしたが、

今回は経と緯に先染め、しかも絣糸を使用なので、

実際に織り出すのがとても楽しみな企画です。

この生地企画の続きは、またコラムで書いていきたいと思います。

 

 

 

そして、最後にお知らせさせてください。

 

福田織物は8/8(土)〜16(日)まで夏季休業となります。

(それに伴い、生地のオンラインストアの出荷日なども変更になります。詳しくはオンラインストアのお知らせをご覧ください)

 

来週のテキスタイルコラム、バックヤードコラムの更新はお休みさせていただき、また17日から更新してまいります。

 

 

それでは、今週もお疲れ様でした。

突然の暑さ、体調崩さぬようお気をつけください。

次回は17日月曜日の更新です。

 

山本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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