【backyard column19】鉄媒染液10日後に取り出してみました 草木染め
2020.08.17
こんばんは
バックヤードの山本です。
お盆は気温が高く暑かったですが、
とても良いお天気でしたね。
福田織物は昨日まで夏季休暇をいただいておりましたが、
本日からまた営業再開です。
工場内がぐっと暑くなりそうです。
休暇中に、先日のコラム
で仕込んだ鉄媒染液が10日目となりましたので
取り出してみました。
↑初日と10日後の色の変化(透明度が高いほうが初日)
放置すると灰茶色になっていく、と調べたところ
知ったのですが、どちらかというと珈琲のような
色になっていました。
↑開けてみると…
お酢の匂いはそこまで強く感じませんでした。
かなり錆びて汚れていた鉄だったからか、
細かい物質が浮いていました。
きらきら細かいラメのようなもの(金属の物質の一部でしょうか)
が表面に浮いています。
↑そのままだと、染めムラの原因になるようなので
液を漉します。
ちなみに、漉すための布を持っていないので
出汁パックや水切りフィルターを使いました。
が、もしかしたらもっと目の細かいもののほうが
良かったかもしれません。
↑わりと粒子大きめの物質がウヨウヨいらっしゃる…
↑漉しました!
細かいラメのようなものは、入ってしまいました。
やっぱり漉すときに使うものは目の細かいもの
の方が良いのかな…
↑ちなみに、、残った鉄を、軽く水洗いしたら…
↑採取したときよりキレイになっていました!
↓採取したとき
工具の錆びをとるのに、お酢を熱湯で煮るといい
など聞くのでその原理でしょうか
むしろ、その原理で鉄媒染液ができあがってるのか
取り出した鉄媒染液は、密閉瓶にいれて保管。
無印良品のソーダガラスの密閉瓶の余りがあったのでそちらにいれてみました。
これと言った置き場所がないので笑、
今はインテリアのようにシレッとテレビの横に
置いています。
次回はこの鉄媒染液を使って、アルミ媒染も同時に行う草木染めをしてみたいと思います。
果たして、工場で見つけた鉄でつくった鉄媒染液は
どんな変化があるでしょうか…うまくいくでしょうか…
また次回に続きたいと思います◎
今年の夏季休暇は、新型ウイルスの懸念もあり、
計画を断念し色々なところへは行けませんでしたが、
県内の自然が多い場所へ足をのばしてみたり、
自宅でミシンを覚えたりしていました。
ミシン、超初心者ですが、
自分が企画に携わった生地を自分で実際に着てみるのも勉強と言われ、
自分で簡単な服にしてみて、着てみる機会を
設けたいなあと思い練習中です。
来年の夏は、気兼ねなく色々な場所へ行き
色々な人たちに会えるような日々を過ごせていたら
良いですね。
それではみなさま、熱中症にはお気をつけください。
次回の更新は木曜日です。
山本
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