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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

【backyard column23】福田織物の工場内の紹介 

2020.08.31

こんばんは

月曜日お疲れ様でした。

バックヤードの山本です。

 

本日、フォルダを整理していたところ、

懐かしいものを見つけました!

↑工場内の織機一覧表です。

昨年の6月に入社した際に、織機の番号や

位置を覚えるためにエクセルで作成した一覧表です。

本日はこの一覧表発見に伴い、

工場内の紹介を少ししようと思います。

 

 

 

福田織物の工場には、全部で織機が12台。

大きく分けて3種類の織機があります。

一覧にある番号は織機の番号です。

例えば

「2号、一度止めてます」 「2号もうすぐあがります」

こんな感じで、番号で呼びます。

 

そして、小さい色の付いた丸印はランプの色です。

このランプは織機がとまったときにつきます。

経糸(経切れ)で止まったのか、

緯糸で止まったのかを、色で判別できるようになっています。

 

このランプの色の判別が、織機の種類によって

違うので最初の頃は、こんがらがってしまい

どっちで止まったのか分からないことが多かったです。

そのため、一覧表に(この織機の経切れランプはこの色!)と覚えるように、印をつけていました。笑

(今見返すと一部間違っているような…)

 

そして一覧表の黄色い部分の織機2台は

ピカノールというベルギーの織機で

超高速織機です。

回転も早いので音が他の織機より断然大きい!

わたしは入社した時には既にこのピカノールが

導入されていたので、

(工場内はこのくらい音がするものなんだ)

という受け入れ方でしたが、

工場長や副工場長、ベテランの社員さんからしたら

ある日突然2台のピカノールの音が工場内に

追加されたため、慣れるまで大変だったそうです…!

 

ちなみに、工場では耳栓も使用できます。

 

(私は耳栓がなんだか苦手なため普段つけていなかったのですが

2週間のイベント出張から戻ったときには

耳鳴りがするようになってしまい、しばらく着けました。)

 

ピカノールは織機自体も大きいので、

踏み台(これは全織機にそれぞれに合ったタイプの踏み台が置いてあります。)

の高さも高く、経糸を繋ぐ際にも他の織機よりも

大きく身を乗り出すことになります。

 

踏み台の上で更に背伸びして爪先立ちのようになり

膝を伸ばして身を預けるため、

最初はこの姿勢に慣れなくて毎日筋肉痛でした。

ピカノール付近には、ワインダーアップといって

ヨコ糸を巻く機械があります。

 

↑これは一覧表で見ると、7号の織機です。

↑織り付けの様子。

これはヘンプ生地の織り付け中です。

ちなみに、どの織機にも↑のような

糸束が置いてあります。

これは、その織機にかかっている生地の経糸の

残りです。経糸が切れたときにここから一本引いて

つないでいきます。

↑こんな風に糸の繊維に隣の糸がくっついて

糸が切れてしまう事もあります。

 

 

織機の上に、コーンや洗濯バサミが

ぽつ…っと置かれているのは、

「この織機は理由があってとめてるから

動かさないでね」という工場内の合図です。

 

音も大きく、それぞれが持ち場に入っているため

誰がいつみてもわかるようにこういう

合図にしているそうです。

 

 

 

それでは、ここからは一覧表に記載はないですが、

織機がある工場内から少しでてみます。

出るとすぐに検反機があります。

ここで織りあがった生地を、検査していきます。

経糸が切れて繋いだ部分もここで綺麗に処理していきます。

 

そしてその近くには、経通し場所があります。

経糸を一本一本、指定の順番に通しています。

この経通しの様子、Instagramに動画も載っているので

是非見てみてください。

 

そして、その付近にある工場事務所の前には

こんな棚があります。

これは、生地のキバタ(加工もしていない織機から降りた状態の生地)見本のブックです。

ショールームには、ちゃんと加工後の生地見本やハンガーがあるのですが

工場で織る際には必ずキバタの

見本が必要なのでそれを歴代のアーカイブ含めて

品番順にまとめたブックを保管しています。

中身はお見せすることが出来ませんが、

新しく織りが始まるときの見本チェックのときにも

使います。

大事なブックです。

 

この棚がある場所に、工場の事務所があり

毎朝の朝礼や、MTG,企画や織りまでの準備などを含めた事務作業などを

そこで行っています。

 

 

 

断片的ではありましたが、ざっくりと、工場内の紹介でした。

 

 

 

ちなみに、ショールームでは

加工後の生地がハンガーという状態になって

飾るように保管されています。

キバタを見てから、このショールームでの

加工後の生地を見るとすごく面白いです。

この生地、こんなふうに仕上がったのか〜!

と感じたり。

同じ生地品番で、加工違い。

えっ、これとこれ全然違う生地みたい!

と驚くものもあります。

 

最近はオンラインストアの秋冬ラインナップ

検討に向けて、色々加工後の生地ハンガーや

在庫を確認しているのですが、

面白くて、目的そっちのけでついつい夢中になってしまいます。

気になった生地品番は工場に戻って

キバタbookを見て組織を確認したり、

生地企画の勉強にもなります。

今月中に生地を少しずつ入れ替えていく予定ですので(定番もあります)

またその際はお知らせさせてください。

 

 

あっという間に8月は終わり、

明日からは9月になりますね。

今年はなんだか春から時間が止まっているような感覚でしたが

もう夏も終わり秋になるのだな、としみじみ感じています。

 

それでは、次回は木曜日に更新します。

 

山本