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TEXTILE COLUMN福田織物のテキスタイルコラム

【backyard column33】テキスタイルに携わって知った生地の面白さ

2020.10.12

こんばんは

バックヤードの山本です。

 

 

…毎回コラムのタイトルを悩んでしまいます。笑

タイトルつけるのは、毎回なかなか気恥ずかしさもあり

本日も悩みましたが、

一期一会ボックスがみなさまの手元に届きはじめ、

嬉しいメッセージを何件もいただき、メッセージを読んで、

改めて、振り返り思い出したことがあるので

コラムに書き起こしたいとおもいます。

 

一期一会ボックスを手に取ってくださった

お客様から、土曜日の朝、こんなメールをいただきました。(お客様にはご了承をいただいています)

 

 

とても嬉しいメールでした。

今回の一期一会ボックスは

先日のコラムにも書いたように、

自社の工場と国内の加工場と連携して

つくった生地たち、

(見本も簡単に捨てたくないよなあ〜!)

という気持ちからはじまった試みです。

 

ただ、もう一つ考えていたことがあります。

それは様々な種類のテキスタイルのおもしろさを

実際に手に取って感じてもらう機会をつくりたい、

自分好みのテキスタイルを新たに見つけられるようなボックスにしたいということです。

 

ボックスに生地を詰めながらずっと考えてました。

 

福田織物はジャガード織りではなくて、

ドビー織りという種類になり、

ジャガード織りのような精密な柄や華やかさは

一見見ただけではありません。

だから、正直オンラインストアの画面だけでは

特にわかりづらいかとおもいます。

ただ、ドビー織りには出来るデザインに

制限があるがゆえに、その制限の中で

最大限の生地づくりに没頭することができる

ということがドビー織りの強みだなあ、

と福田織物に入社してからひしひしと感じています。

コットンを中心に、本当にいろんな織物をつくっています。

 

先程のお客様のメールの

「自分の中で全く頭の中になかった生地が入っていたりと、視野が広がったと感じています」

というメッセージが本当にとても嬉しくて、

テキスタイルの面白さってこれだ〜!と思いました。

こんな生地も良いかもしれない、

なんかこの生地好きかもって思える生地。

特に、福田織物はそれが得意だと思います。

無地で、同じような見た目でも

触ったときの心地や、落ち感、生地表面の微妙な面構え。

全部違います。

だから、今回の一期一会ボックスで

まずは生地そのもののそういった違いを楽しんでもらえたことは

すごく嬉しいことでした。

 

 

生地って、もともと分かりやすくカテゴライズされた名称が

あるかと思います。

厚手、薄手、中厚手、厚手、

頒布、シーチング、ローン、ブロード、ガーゼ

コーデュロイ、シフォン、サテン、ツイード

とか。

 

でも、生地には(風合い)といったものがあるように

そのカテゴライズだけに当てはめられない

面白さがあると思っています。

 

例えば、、

何て例えたら良いのでしょうか、、、

 

小さい頃好きだったブランケット、なんかこの生地落ち着くなあ、とか。

 

ふんわりした生地のブラウスより、ハリのある生地で出来たブラウスのほうが好み、とか。

 

それ何ていう生地?と聞かれたら

すぐに答えられるわけではないけれど

何かお気に入りの生地、

何か似合うなって思う生地って

それぞれ皆あると思うんです。繊維関係の職業じゃなくても意識の中にあるとおもっています。

もちろん、福田織物はテキスタイルの会社なので

それを出来るだけ言語化してデザイナーの方やお客様に

説明したり紹介できるように日々努めています。

 

 

 

他にも、ボックスがお手元に届いて早速生地を活用していただいた方から、

(まずは生地をなでたり、広げたり、体にあてたりと感触を楽しみました)

というメッセージをいただきました。

 

 

生地そのものをまずは楽しんでもらえたこと。

新たにお気に入りや好きな生地を発見してもらえたこと。

すごく嬉しかったです。

 

今回の一期一会ボックスが

今後、お気に入りの生地を探していただくときの

きっかけになれれば幸いです。

中にはいってる生地は、販売していない生地なので、

全く同じ生地をご案内することはできませんが

例えばもし、

今回のボックスの中からコーデュロイの小さな生地を手に取って、

(こんな細い畝のコーデュロイも好きだなあ)

と思っていただいた時、

(今度は掲載されている細い畝のコーデュロイで

なにか作ってみよう)

というように生地を選ぶときの新たなきっかけにしていただけたら嬉しいとおもっています。

(今まではコットン素材は柔らかいガーゼしか選んだことがなかったけど、

密度がぎゅっとしているコットン生地も良いかも)とか。

 

 

今回みなさまからいただいたメッセージを読んで、

自分がテキスタイルという分野に携わっていきたいな

と考えたことを改めて思い出しました。

 

 

 

私は東京造形のテキスタイル科を専攻しましたが、

もともと別の学科を受けるために

通っていた予備校の先生に

(テキスタイル科とか合ってるかもしれないね、

第二希望の学科にしてみたら)

と言われたのがきっかけでした。

 

私(テキスタイルってなんですか? え、生地?

ああ、私ミシンとかお裁縫とかそういうの

不得意でダメなんです。)

と言うくらいには、

本当にテキスタイルついて知識もありませんでした。

というか高校生の当時は生地なんて気にしたこともありませんでした。

 

でも、結局は第二希望のテキスタイル学科に進んだわけですが

大学生の頃から、自然とだんだんテキスタイルが目につくようになり気にするようになりました。

バイトに向かう小田急線の満員電車のなかで、

目の前の人が巻いてるマフラーの織り目が気になったり。

 

ベッドリネンなどの寝具は、先染めのシャンブレーのような生地にこだわるようになりました。

 

上にニットを着るなら、スカートは布帛で光沢がある生地のものが良い、とか。

 

夏でも、ふんわりした薄い生地じゃなくて

ハリのある薄い生地が着たいとか。

 

そんなふうに、

日々の生活で生地のコーディネートを

こだわるようになってから

ふと気づいたときには

卒業してからも、このマニアックなテキスタイルという分野に携わって追求していきたいな、と思っていました。

 

 

決して、今もファッションにものすごく詳しいわけでも

オシャレなわけでも、

インテリアセンスがあるわけでもないですが、

 

自分にとってのお気に入りの生地やこだわりは、

あれからずっと常に自分の中にあります。

それが、今の仕事の原動力にもなっています。

 

特に福田織物に入社してからは、

仕事として専門的な知識を勉強し、経験を積み重ねていくことによって

日々アップデートされている気がします。

 

そして、今回も一期一会ボックスを作りながら

沢山のアーカイブ生地に触れ

私自身も気になる生地やお気に入りの生地が

また新しく更新されています。

 

 

…もちろん一期一会ボックスに頼るだけではなく

現状から、もっと生地の特徴がオンラインでも分かりやすく伝わるよう

日々試行錯誤していかねば!

と思っています。

 

 

 

長くなってしまいましたが、

本日は、ふと振り返ってみたくなりました。

お客様からのメッセージをいただき、

今後より自分もテキスタイルづくりに励もうと思わされました。

本当にありがとうございました◎

 

まずはその一歩として、

工業技術センターにある専門的な講習を近日受けに行ってきます!

また来週のコラムで書きたいなと思っています。

 

それでは、本日もお疲れ様でした。

次回は木曜日に更新します。

 

山本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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