【backyard column41】織り組織アプリと新着生地のご紹介
2020.11.09
こんばんは
バックヤードの山本です。
先日の織り組織シリーズ
backyard column 39 織組織図について②綾織り
で書いた織り組織図なのですが、
面白いアプリがありましたので
ご紹介します。
母校の(東京造形テキ)の現役の学生のフォロワーさんから
Instagramで教えてもらいました。
それは「my weave」というアプリ…
最初使ったとき、
こんなことがiPhoneでできるのか!と
感動したのですが
織り組織図を入力すると
そのシュミレーションを3Dで確認できます。
前回のコラムで紹介した2/1右綾の織り組織を
実際にアプリでやってみました。
↑アプリの画面です。
このwarp(x)というのがx軸、横方向のマス目(ヨコ糸)
warp(y)というのがy軸、縦方向のマス目(タテ糸)
です。
今回入力してみる2/1右綾組織図は6マス×6マス
にしてあるので
同じようにどちらも6を入力し、
下メニューのedit weave というメニューを押します。
↑6×6のマス目がでてきます。
↑マス目をぽちぽちして組織図を入力していきます。
ちなみにこのアプリだと、
赤色がタテ糸、白色がヨコ糸の認識になるみたいです。
最初に載せた白黒の組織図の、黒部分が赤になるように打ち込んでいきます。
↑できました!
そして下メニューの3Dweaveを押します。
↑ 織り組織図が3Dに変換されました!
糸のような形状でシュミレーションされているので
織り組織図から実際の糸の交差のイメージが
少しわかりやすくなったかと思います。
これ画像しか載せられないので伝わらないのですが、
アプリだと指の操作で、この3Dを360℃見れるようになり
よりわかりやすくなります!
ちなみに、これだと組織図のリピートが少なさすぎて
綾目が分かりにくいので
上の左から3つ目の■のメニューを押して
もう少しリピートを広げてみました。
綾目が分かりやすく見えるようになったと思います。
表裏の糸の交差の様子がわかります。
ちなみに2/1右綾の裏側は
1/2左綾になります。
タテ糸の浮きが多かったタテ綾の表が
反転するので裏側はヨコ綾になります。
白色が目立つようになりました。
このアプリ、デザインシステムほど
細かく設定はできないので
出来ることに限りはあるのですが、
3Dで見れるというのは凄いです!
例えば、二重織りや三重織りなど
多重織りの組織図をつくるときは
3Dで表から裏までの糸の動きを確認でき、
糸の交差がイメージしやすくなるので
便利かなとおもいました。
こんなアプリがあるなんて
凄いなあ〜、、としみじみ。笑
iPhoneひとつで出来てしまうのも凄いです。
以上、私が感動したマニアックすぎるアプリの紹介でした。
また機会があれば、
今度はこのアプリを使って二重織り組織について
書きたいと思います。
気づけば11月も2週目になり、
今年ももうすぐ終わりますね。
私は年末に向けて、コツコツ片付けや掃除を
進めてます。
先日、生地のオンラインストアに
新しい生地を掲載しました。
こちらをクリック■NO.32 細番手で織り上げたトリプルコットンガーゼ 3color
早速、ルームウェアやワンピースに仕立てるとのことで
ご注文何件かいただいており、
使っていただくのが楽しみなガーゼ生地です。
ぜひこちらの新着生地も覗いてみてください◎
それでは次回の更新は木曜日です。
山本